第5回 44会文化部会

7月20日(水) 国立近代美術館、国立公文書館、国立近代美術館工芸館

参加者
7名
上泉義朗、川島芳子、川東厚子、河野良、仲澤孝次、
野田進、芳賀直行

写真(OneDrive) Photo by N.Haga

写真(OneDrive) Photo by Y.Kamiizumi


○内 容
 午後1時半、東京メトロ東西線竹橋駅1b出口に集合、歩いてすぐの国立近代美術館に行く。
 午後2時からガイドスタッフによる作品説明があるとのことで15分ほど待って参加する。
 まずは鏑木清方の「墨田河舟遊」でスタッフとの質疑応答で作品への理解を深めるとのことで、どんな場面を描いているか?季節は何時か?などこんな見方もあるのかと目から鱗の感があった。
 続いて戦中、戦後に活躍した松本竣介の「N駅近く」という作品は前衛画家として、その頃の雰囲気を描いたというわかりにくい作品であったが活発に発言が相次いだ。
 最後にカンディンスキーの「全体」という作品を見たが、抽象画の先駆だけに強烈な印象があり、これはサーカスだ!いや音符では?と色々な意見が出て楽しく鑑賞出来た。
 次に隣にある国立公文書館に行く。「ようこそ地獄、たのしい地獄」という催しをやっていて平安時代から室町時代にかけて成立した様々な古典籍から「地獄」のイメージとその死生観について紹介していた。
 地獄には生前の行ないを映す鏡があり、そこで閻魔大王が審判を下すというのを見て今更ながらわが身を反省した。
 最後に少し離れた所にある国立近代美術館工芸館へ歩く。ここでは所蔵作品展として「こども+おとな工芸館 ナンデデキテルノ?」を開催中。着物から陶器、漆器の器やオブジェ、金属で作った本物と見間違うばかりのの鷹の工芸を見て、目の保養が出来たことと、心の洗濯もできたようで皆さん穏やかな表情で駅に向かった。
 「山水会」会場の秋葉原まで歩こうかという意見も出たが却下となった。

Report by S.Noda