第8回 44会文化部会

9月21日(水) 小石川後楽園、東京大学総合研究博物館

参加者
4名
河野良、仲澤孝次、野田進、堀口修


内容

 JR水道橋駅の西口は土日になると日本中央競馬会の場外馬券売り場「オフト後楽園」があり、おっさんで溢れかえるのだが、この日は水曜日で4人のおっさんもちょっと目立っていた。まずはそのオフト後楽園の横を通り、遊歩道を経由して「小石川後楽園」に向かう。
 ここは水戸徳川家の祖である頼房が江戸の中屋敷の庭として作ったもので二代藩主光圀の代に完成した。明の儒学者である朱舜水の意見を取り入れ、中国の教え「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と名付けられた。
 庭園は池を中心とした「回遊式築山泉水庭園」になっており、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊なものになっている。ちょうど池の周りには曼珠沙華が咲いており、世間の話や同級生の思い出話などをしながらゆっくりと回遊を楽しむことが出来た。写真は外人夫婦に堀口君が得意の英語でお願いして撮影して貰った。
 この庭園は東京ドーム何個分あるのだろうか?という疑問を解決する為、歩いて10分のところにある文京区役所「シビックセンター」に上った。25階にある展望ラウンジはスカイツリ―、サンシャインビル、新宿副都心などが一望できる穴場である。小石川後楽園も真下に見え、見た感じでは東京ドームとほぼ同じくらいに見えた。
 つぎに本郷の「東京大学総合研究博物館」に向かう。地下鉄で「東大前」下車、下見をしていた私の案内で東大構内に入ったが道に迷い、学生に道を訪ねやっとたどり着く。ここは今年開館20年でリニューアルオープンして新常設展示「UMUTオープンラボ-太陽系から人類へ」展を開催中。展示と研究が一体となって宇宙、地球、生命、人類、文明の資料と年代測定の巨大装置などが展示されている。
 すっかりアカデミックになって知恵熱が出そうな4人は、丁度やってきた秋葉原駅行きのバスに過熱した頭をビールで冷却する為に乗り込んだ。

Report by S.Noda