この日は朝から冷たい雨が降り、一部では雪予想もあったほどの寒さ。幸い雨の方はやんだが、気温は10度を下回っていた。参加予定の河野君からメールがあり、アキレス腱を痛めたので遠慮するとの事。
6人は皆、冬の装いに戻り上野公園を東京都美術館に急いだ。案内ではシルバーデイに付き混雑が予想されるとの事だったが、天候が影響してかすんなりと入ることが出来た。
「ティツィアーノとヴェネツィア派展」はヴェネツィアルネッサンスとして15,6世紀に花開いた中で代表的な作家を紹介している。イコン等の宗教画から女性のヌードなどの華やかな芸術が庶民にも支えられて発展した。この日は時間があったのでじっくり堪能できた。
1時間後に待ち合わせした時にはやはり足が疲れて、アキレス腱の負担は河野君には耐えられなかっただろうと良い判断をしたと感心した。
次に「都美セレクション新鋭美術家2017」は若い作家の現代美術を展示していた。ユニークな作品が多かったが、素材に和紙を使ったり、漆を塗ったりと伝統のものを活かしているのが印象的であった。
まだちょっと時間があったので、ガラスを使った作品の展示会に寄った。どうやって作ったか疑問がわくような作品が多く、筑波大学や近畿大学など普通の大学の生徒が作っているのがちょっと不思議であった。
上野公園を御徒町方面に向かって歩いていると、早くも花見の場所が作ってありもう春がそこに来ているのだと待ち遠しい気持ちになった。秋葉原まで歩いて行くことになったが、女性陣は用事があるとのことなのでここで別れて、男性3人は早くビールが飲みたいと足を速めた。
Report by S.Noda
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