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天気予報で雨の確率60%とはっきりしない天気だったが、午後は上がるという事で、6人はまず出口からすぐの「昭和館」2階の広場に出てお堀越しに武道館の方を眺めるとまさに満開の桜が咲き誇る絶景であった。ここで戦前の花見の写真展をみて靖国神社に向かうと、折悪く武道館で明治大学の入学式があるとのことで人混みをかき分けながら進む。
丁度晴れてきて能舞台ではコンサートもあり、境内は多くの人で賑わっていた。奥の「遊就館」には零戦や十五糎カノン砲の実物が展示してあり、戦争事物に異常に詳しいＫ野君が説明してくれた。
奥の神池庭園で花筏を楽しみ、靖国神社を出て「しょうけい館」に移動。ここは戦傷病者とその家族の労苦を伝える、戦傷病者資料館として平成18年3月に開館、本日は「戦傷をのり越えて描いた日々～水木しげる・上田毅八郎～」として映像や作品を展示していた。両者は共に講談社の「少年マガジン」に漫画家、挿絵画家として我々の目にも触れていた事を知った。
展示資料は実物の他に野戦病院ジオラマなど鬼気迫るものばかりで、紅一点のＭ川さんは恐怖のあまり？隣のＨさんに抱きついてしまった。
そこからまた「昭和館」に引き返し、1階奥にあるニュースシアターに行くと、昔映画館で見たことがある古いニュース映画が上映されていた。3階に上がり、「ポスターに描かれた昭和～髙橋春人の仕事～」を見て懐かしんだ。
時間を見ると5時になったので、水道橋方面に歩き、飲み会の会場を探す。ここでＫ野君は仕事の呼び出しがあり退場。当りを付けていた海鮮居酒屋に向かっているとその前の同じような店の呼び込みに引っかかり、こちらの方がホッケの焼き魚が安かったので「季作」という店に入る。
サラダ、刺身、ピザなど食べたが入るきっかけとなったホッケは食べずじまい、時間が早かったのでもう一軒行く。亀戸にもある「SWING」水道橋店に入り、店主と昵懇の同級生Ｉ野さんに電話して、お勧めの料理を聞き、スコッチのハイボールを戴き、東北温泉旅行の話などで盛り上がり、また飲み過ぎた。
Report by S.Noda
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