今回は人気のある展覧会なので、「伊藤若冲」展の二の舞にならぬように少し早めに行き混み具合を確かめておいた。掲示板には「本日はシルバーデイ、只今の待ち時間は10分」となっていたので安心して上野駅公園口に戻り、参加者を待った。
今回の参加者は7名と前回の寂しい思いはしなくて済んだ。10分の待ち時間はすぐに過ぎて、鑑賞時間は1時間半とたっぷり取って各自鑑賞することとした。
今回はボイスマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展で副題に「16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを超えて」とあるようにブリューゲルのみならず、彼が手本とした先駆者ヒエロニムス・ボスの油彩2点、16世紀ネーデルラントの絵画、版画、彫刻を展示、ボスを手本とした多くの寓意画はグロテスクとも思える迫力があり、特に主題のバベルの塔は壮大な構想で、1400名あまりの人物と当時の重機の再現、高さ500メートル以上にもなる塔の精密な再現は驚異に値する。また、東京藝術大学COI拠点の協力で原寸の300%拡大の複製画や3DCG動画も観ることが出来あっという間に時間となってしまった。
暗い室内から外に出て記念写真を撮影、例によって近くを歩いている人を猫がネズミを捕まえるように連れてきて強引に写真を撮らせる。
さてこれからどこに行こうかということになり、不忍池のほとりに建つ「下町風俗資料館」に行ってみようと言ったら、N君が「風俗?いいね!」とちょっと勘違いしているようだ。途中、上野大仏の所でまた隣のおじさんを捕まえて写真を撮らせる。
「下町風俗資料館」に着いたが、入場料300円を見て、半額か無料にならないのなら却下、との意見で歩いて秋葉原に向かう事にする。
途中、アメ横のアジアンマーケットを見ようと思ったが定休日。女性は秋葉原駅で別れて残りの男性は「山水会」に向かう。
Report by S.Noda
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