第20回 44会文化部会

8月16日(水)13:30~

・東京都美術館「ボストン美術館の至宝展」、杉戸洋「とんぼ と のりしろ」

参加者 5名

河野良、杉本恭子、野田進、芳賀直行、山田和美



Photo by N.Haga


Photo by S.Noda


 この日はお盆の最終日となるが、8月に入ってから雨模様の日が毎日続いていてしとしと雨が降っていた。少し早く上野駅に着いたので構内の美術館チケット売り場を見ると、東京都美術館は行列40分待ちと出ていた。
 外に出ると河野さん、芳賀さん、山田さんが待っており、杉本さんが合流して美術館に向かう。人気のある展示会であるのとシルバーデイという事で雨にもかかわらず結構な行列が出来ていた。
 世界有数の規模と質を誇るボストン美術館はボストン市民や個人コレクターの支えで築かれた、古代エジプトや日本の浮世絵のコレクションに特徴を持っている。今回は数々のコレクターの物語に日を当てながら、古代エジプト美術から日本、中国美術の名品、ボストン市民の愛したモネやゴッホの絵画から現代美術に到る80点を展示している。とくにゴッホのルーラン夫妻の肖像画は、初めての揃っての展示となる。待ち合わせを1時間半後にして各自展示を楽しんだ。
 もう一つの杉戸洋「とんぼ と のりしろ」は美術館の空間を、作品を置いたリビングに見立ててやわらかな空間と絵画を配置している。1970年生まれとのことだがどこか懐かしい空間は心安らぐ時間であった。
 帰りに守衛のおじさんを捕まえて全員の写真を撮ってもらったが、ちょっと希望の構図と違っていたが「まあ、年寄りだから仕方ないか?」と自分の年も考えず小声で文句を言い、口先だけの感謝の言葉で礼を言った。
 まだ4時を回ったばかりだったが、喉が渇いたと店を探したが結局いつもの秋葉原の「食福」に落ち着き、開店前なのにたたき起して店を開けてもらい「ミニ山水会」のようになった。

Report by S.Noda