今月は、先にウオーキング&文化部会特別企画「東北の自然と歴史を訪ねて」通称「作並ツアー」が終わったばかりでやめようと思ったが、シルバーウィークで行きたかった上野動物園を企画した。
案の定、参加申込の連絡はなくあちこちに催促のメールを入れて、河野さんから「参加出来るかも?」の返事をもらった。「苦しい時の芳賀頼み」の芳賀君は静岡に行っているそうで、二人だけの文化部会になった。
このような落胆する事柄、上手くいかなかったことなどに直面した時は、「丁度良かった!」と口に出してその理由を考えるとショックが無くストレスにならないと本に書いてあった。今回は「丁度良かった、河野さんと二人きりで話したかったんだ!」と気持ちを高揚させた。
恩賜上野動物園は1882年に農商務省所管の博物館付属施設として開園した、日本で最初の動物園である。1886年には宮内省の所管となり、1924年皇太子殿下(昭和天皇)のご成婚を記念して、東京市に下賜された。
上野動物園は多くの動物において繁殖に成功しており、その飼育技術を生かして野生生物保全の重要性を伝えている。
年齢証明書を見せて動物園に入ると、パンダ舎に人が集まっていたので、もう赤ちゃんが出てきたのかと思ったが、大人のパンダが寝そべっているだけだった。
猛禽類の檻を通っていると、河野さんが「カラスは鳶だと集団で追い払うが鷹が来ると逃げてしまう。頭がいいので自分をいじめた人間を覚えていて仕返しをする」と教えてくれた。彼は戦争事物にも詳しいが動物の生態についても詳しく勉強になる。
一般の鳥舎を通り次の檻に向かおうとした時、河野さんのワイシャツに虫が止まったと思ったらなんと鳥の糞であった。もしかしてカラスの「要注意人物」のリストに載っていて爆弾を落とされたのかも?河野さんはすぐ傍の水飲み場で洗い流し、せっかくの運を流してしまった。
いろんな動物をじっくりと見て、時計を見るともう4時になっていて、旧岩崎邸庭園と三菱史料館は次回にまわして、秋葉原に向かい「山水会」に行くことにした。
Report by S.Noda
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