※田伏純子さんからのメールをご本人の了解を得て掲載しています。
_44HP管理人
皆さま はしかが流行していて、我々SSPE青空の会では、大変危惧しています。 お知り合いの方に、ワクチン接種の勧めをしていただきたく、メールしました。 あらためて、娘の病気の説明をします。 SSPE(亜急性硬化性全脳炎)と言い、1,2歳ころ、自然罹患したはしかのウイルスが、脳に残り、平均10年後に脳炎を発症する病気で、治療法はなく、予後不良(要するに亡くなる)の病気です。 娘は生後11か月ではしかにかかり、16年後の17歳の時、SSPEを発症しました。発症後10か月半で『意識無し、人工呼吸器』の状態となり、20年経過しています。 私たちSSPE青空の会が訴えているのは、『予防接種が受けられない子がはしかにかからない環境にして欲しい』という事です。 身近にいる、1歳前のお子さんを想像してください。まだ予防接種は受けられません。しかし、地域にはしかが流行していたら、買い物に連れていくことも、公園で遊ばせることも出来ません。 SSPEになった子の親は『風邪を引いた時に小児科に連れていかなければよかった』『お姉ちゃんの幼稚園の送り迎えに赤ん坊を連れていかなければよかった』と悔やんでいますが、実際には無理な話です。 しかし、現在、予防接種率が上がり、地域にはしかが流行していないので、予防接種年齢前の子どもを連れて歩いても心配ない状況になりました。 日本は2015年にWHOから、はしか排除認定を受けましたが、その後も海外からの輸入による小さい流行があります。 その際、その流行を広げないようにする手立てが、予防接種率の向上です。 今回の沖縄から広まったはしか(台湾からの観光客が持ち込みました)の流行が終焉するように、特に該当年齢の方(添付ファイル参照)ワクチン接種を、お知り合いの方に勧めていただきたく、メールする次第です。 我々はSSPEの恐怖を訴えていますが、その前にはしか自体で亡くなることも多い、怖い病気なのです。 (今日私は、『第3回麻しん風しんに関する小委員会』の傍聴で厚労省に行ってきます。又、会員の辻海人くんが東京新聞に出たり、今日17時~のNHKシブ5時で紹介されます。) あらためてのお願いですが、どうぞよろしくお願いいたします。 田伏純子 |
(添付ファイル) はしかワクチン接種必要年齢
(注)日付等は原文のままです。