特別企画「みちのくの歴史と自然をたずねて Vol.4」

第151回東京44ウォーキング 兼 第52回44会文化部会

○期 日:2020年10月1日(木)~2日(金)
○行 先:福島県二本松市あだたら高原 ⇒事前説明
○宿泊先:岳温泉「陽日の郷(ゆいのさと)あづま館
○参加者【9名】:
     磯貝達男、川島芳子、杉本恭子、野田進、芳賀直行、
     萩原能成、早川明、堀口修、峯川文江

10/1 東京発10:00やまびこ133号で即乾杯!

10/2 磐梯朝日国立公園 あだたら渓谷自然遊歩道

Photo by O.Horiguchi ...more and ...more


10/1 二本松神社

10/2 陽日の郷(ゆいのさと)あづま館

Photo by N.Haga ...more


10/2 大隣寺

10/2 二本松城

Photo by S.Noda ...more

○レポート

【1日目 10月1日(木)】

 9:30に東京駅で待ち合わせして、東北新幹線「やまびこ133号」に乗車、堀口君も何とか間に合った。
 各自自分用の飲み物とつまみなど持ち込んで乾杯、萩原君だけは帯状疱疹でドクターストップがかかりお茶で我慢した。
 新幹線内で今回の特典である地域共通クーポンが2千円づつ配られ、お土産などの費用となる。
 郡山駅で東北本線に乗り換えて二本松駅に到着、まず二本松神社という二本松城への入り口の神社にお参りして、奥にある二本松市歴史資料館を見学して下調査をする。
 そこから昼食会場の「鈴石屋」まで歩き、腹を空かせてから座敷に上がる。名物の天ざる、箱そばを注文(一人はかつ丼)してビールで乾杯、二本松駅まで歩き送迎バスで本日の宿「陽日の郷あずま館」に到着。
 早速湯めぐり札を貰い、眺めの宿「光雲閣」まで歩くが高台の為に頑張って登り(一人は脱落)下界が見下ろせる露天風呂に入る。夕食は個室を取ってもらい、水入らずでの宴会となる。
 途中、女将が挨拶に来て、岳温泉の歴史や海抜600mもあることなどを説明、ビール、日本酒、大吟醸など頂いたが、三密にならないよう大声やカラオケなどは控えるようにした。食事の後は外に出て中秋の名月を眺め、広場にて川島さん提供の山梨県のマルゴーの花火を楽しんだ。

【2日目 10月2日(金)】

 6:30から早朝ウォーキングがあり宿の方が案内をしてくれたが参加者は3人、別の客が二人いたので何とか実施となった。宴会時には全員参加の意欲を見せていたのに残念だ。
 朝食には皆元気な顔を見せ、たっぷり朝食を楽しんでいた。玄関で記念撮影をして、9:30にジャンボタクシーが迎えに来て全員が乗車、安達太良山の入り口のロープウェイ山麓駅に行く。
 ロープウェイは4人乗りなので3人づつ乗って高低差390mを一気に登る。ここからは磯貝君がガイドとなり、皆を引率する。
 ロープウェイ山頂駅は1350mの所にあり、薬師岳パノラマパークはもう紅葉が始まっていた。天気は最高で、智恵子の本当の空の看板が実感出来る気持ちよさであった。
 ロープウェイで山麓駅に帰り、あだたら渓谷自然遊歩道を歩く。渓流沿いの道を歩くのだが、雨の名残か道がぬかるんで歩きにくい。しかしマイナスイオンはたっぷりあって景色も素晴らしかった。磯貝ガイドに感謝する。
 お腹を空かせた後は昼食会場の「空の庭」自然レストランに着く。こんな田舎なのに周りの席は満席状態で雰囲気も素晴らしい。一番人気のハンバーグステーキやスペアリブ、ピザなどを注文(一人はカレーライス)してピッチャーの生ビールで乾杯。
 周りの高原を散策して迎えのタクシーを待つ。ここからは観光タクシーとして、まず大隣寺という幕末の二本松少年隊の墓に詣でる。戊辰戦争で戦った十三歳から十四歳の若者の14名の供養塔がある。
 次に霞が城公園二本松城へ行く。案内は運転手の武田さんという方だが、小太りのくせに非常に足が速く付いていくのが精一杯でなかなか説明が聞けない。二本松少年隊の像の前で記念写真を撮り一休み。
 次の智恵子記念館は智恵子の生家の造り酒屋があり、生い立ちや作品の紙絵などが展示されている。続いて鞍石山という、高村光太郎と智恵子が散歩していたという「樹下の二人」の詩碑がある丘に登る。
 最後に阿武隈川の畔に彼岸花が咲く「黒塚」という鬼婆の墓を見て、真弓山観世寺に行き歌舞伎や謡曲の「安達ケ原」「黒塚」の由緒を住職に説明いただく。
 これで観光を終わり二本松駅へ行き一本早い電車で郡山駅へ到着。ここで皆さんクーポンを使ってお土産を買い、東北新幹線「やまびこ152号」に乗り、あまり騒がないように注意しながら東京駅に到着。
 「来年も絶対やろう」といういつもの約束?をして解散となる。

Report by S.Noda