第41回44会ウォーキング教室(2011年第2回)

日時:2011年2月26日(土)午後1時~
場所:三鷹駅~神代植物公園~深大寺~調布駅
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (16名)
峯川、川東、杉本、三浦、中島、土橋、
芳賀、早川、塚本、安部、河野、磯貝、
清水(久)、福嶋、小林(篤)、上泉
2.グルメの部
  (16-3名)
 

内容

1.ウォーキングの部

 午後1時、三鷹駅集合。いつになく多い参加者となり14名。神代植物公園で2名が合流し計16名。実に久しぶりのMUさんも参加。
 まず三鷹駅を出発しIS君の提案と案内で霊泉山禅林寺へ。ここには太宰治と森鴎外のお墓がある。皆でお参りをした。おふたりのお墓は斜め前に向かい合ってあった。
 調べたところ下記のような理由だった。

禅林寺・太宰治の墓
森鴎外を尊敬してやまなかった太宰治は、禅林寺にある鴎外の墓について、「花吹雪」(昭和19年発表)に「ここの墓所は清潔で、鴎外の文章の片影がある。私の汚い骨も、こんな小奇麗な墓所の片隅に埋められたら、死後の救いがあるかもしれない」と書いている。
その意を汲んで、美智子夫人が太宰をこの寺の鴎外の墓の側に葬った。毎年6月19日の桜桃忌には、全国から多くの太宰文学愛好者がここに集まってくる。6月19日は太宰の遺体が発見された日でもあり、誕生日でもある。

 

 禅林寺を出て神代植物公園に向かった。午後2時過ぎ着。入園料500円。園内はたくさんの花や木があり春近しを感じさせていた。入口からすぐのところでクリスマスローズの花、大温室には、熱帯植物、バナナ、パパイアの木、小笠原諸島で絶滅の危機となっている木々もあった。ココア、バニラの元となる木の実もあった。さらに洋ラン、チリの植物等。
 続いて福寿草園へ。黄色の花がきれいに咲いていた。写真家がたくさんいらして、花に思い切り近づいてうつぶせ状態で写真を撮っていた。
 次がうめ園。各種のうめの花がいい香りをしながら美しく咲いていた。たくさんの名前がついている。白梅、紅梅、ロウバイ、楊貴妃、世界の図、月の桂、他にもありましたがすべてを記録していませんでした。またうめ園の中にスイセンの花が可愛く咲いていてこちらもいい香りでした。うめの花の前で記念撮影後園を出て深大寺へのお参り。植物公園の深大寺口から出たため裏から入ったようだった。主に元三大師堂と本堂をお参り。お線香の煙を「よくしたいところ」に皆必死でかけていた。それぞれの思いによって。

参考までにお寺の説明。
深大寺について:正式名称を天台宗別格本山浮岳山昌楽院深大寺といいます。
 浮岳とは遥かに遠くを望み山が浮かんでいる様に見えるところから呼ばれ、遠来の際に目印にしたと思われています。別格本山とは、天台宗本山比叡山延暦寺の下に七つの門跡寺院(皇族が門跡となった上野の東叡山寛永寺、日光東照宮の輪王寺、等)に次ぐ寺格を持つ天台宗寺院をいいます。
本堂:大正8年に再建され本尊は阿弥陀如来です。鎌倉時代前期の作といわれています。本堂は平成15年に改修されています。
 国内の著名な寺院では平泉の中尊寺、長野の善光寺などがあり深大寺はこれらの寺院と同格です。かっては多摩地方一帯から川崎にかけて三十をこえる末寺を有した古刹であり、現在でも調布市内外から参拝の人々が絶えません。幕末大火で類焼しましたが被災直後(1867年慶應3年)再建されました。
元三大師堂:内部には慈恵大師像が安置されています。2mを越す大像は珍しく、鎌倉末期の作とされています。 近世にはこの元三大師が深大寺の信仰の中心となりました。元三とは慈恵大師の入寂が正月三日だったことによっています。
 像は慈恵大師(元三慈恵大師良源)の自刻像といわれ、991年に深大寺に移座と深大寺真名縁起詞書に記されています。
 河鍋暁斉の竜の天井画が残っています。河鍋暁斉は江戸末期から明治の鬼才といわれ、国内外で高く評価されている画家です。

 深大寺を後にして調布駅にウォーキングで向かった。調布駅に午後4時半ごろ着。本日の歩行距離は約10Kmで終了。グルメの店探しをして店に移動

2.グルメの部

 駅前の居酒屋で最近流行りの定額料金制、全品270円居酒屋「金の蔵」。
 5時前から開始。13名の横長の席で、全員が同じ話題とはいかない。それぞれに食べて、飲んで、お話しをしてあっという間に3時間が過ぎ終了。
 自分の周りでの本日の主な話題として、国の領土問題、運命論、真の幸せとは、があった。60年も生きている人たちの集まりなので当然ながらいろいろな意見、主張があり楽しいものであった。
 国の領土はどんな相手であろうと決して妥協、譲ってはならいという意見と、多少の譲り合い、特に排他的経済水域(EEZ)については何らかの解決策があるのではという意見だった。
 運命なんて絶対ありえないことで、人生は各自の努力で変わっていくという当然の意見。片やすべての現象、結果には原因があり、それをすべてさかのぼっていくと今ある結果はすべて初めから決まっていたという考え方もある。これを運命論と簡単には言えないが、運命のひとつの解釈ではあるとの意見。
 幸せとは、自分の好きなことができること、という意見に対して、ならば体に悪いとわかっていてもお酒をたくさん飲み、たばこを吸うことはどうか。今生きている人は全員幸せであり、亡くなった人の意見はもしかしたら死の前に幸せだったか、不幸だったかの両者がいるかもしれない、という話しもあった。
 本日のグルメ(飲み会)の部は、定額低料金の店だけにいつもより安価で終わった。

感想

 本年2回ともいつになく多い参加者であった。還暦世代として益々の健康志向なのかと思う。もう3年も続いているこのウォーキングであり、何度も同じことを言っていますが、健康のための運動として外に出ていっしょに歩きましょう。せっかく歩くのなら少しでもより健康的なフォームで、より体にいいウォーキングをしましょうという呼びかけです。最近の健康関連テレビ番組でも、体の無駄な脂肪を燃やし、コレステロール値を下げる(善玉HDLコレステロールを増やす)ために、ウォーキングやジョギング等の有酸素運動(エアロビクス運動)は大いに効果があると伝えていました。

上泉義朗

森鴎外の墓を背に太宰治の墓に合掌

合掌終了

梅の香りを堪能? 川東さん

イタズラ好き? 福嶋君

鳥を発見? 峯川さん

カメラを意識? 早川さん

花と競う? 峯川さん

磯貝君と土橋君

清水久也君

総勢16名でパチリ!

Photo by N.Haga