第1回合同ウォーキング

第42回44会ウォーキング教室(2011年第3回)

日時:2011年4月29日(金・昭和の日)午前10時~
場所:笹子駅から笹子峠、甲斐大和、勝沼へ
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (14名)
峯川、川東、杉本、中島、芳賀、古屋(寿)、
古屋(美)、堀口、藤江、小林(×2)、
金丸、川島、上泉
2.グルメの部
(14+4名)
丸山、保坂、飯野、沢登

内容

1.ウォーキングの部

 3月のウォーキングは、東北大震災の影響、計画停電や交通手段の不安定、自粛ムード等のため中止としました。今月は少し落ち着いて(原発以外)、逆に元気で明るい生活を取り戻して、それを示したいとの思いもあり実行としました。
 午前9時36分、笹子駅集合。山梨からの2名を含めた13名と途中甲斐大和から1名が合流し計14名のウォーキング。先週の予定が雨のため延期となっての開催でした。先週だったら参加できた方々、今週だから参加できた方々と両面あり心苦しい思いがしましたが天候のためでありやむを得なかったかと思っています。POWER44も自然に対してはそれほど効かないということです。
 記念写真、ウォーミングアップの後午前10時に笹子駅を出発。春の晴れた日となり、すがすがしくさわやかな空気であった。少し空気はひんやりしていた。20号線を笹子峠方面にわずかな上り坂を歩き始めた。少し寒さを感じていたがすぐに暑くなり、汗ばむほどになった。30分歩いて小休止。早速KM君が駅近くの「緑屋」で購入していたあのなつかしの「笹子もち」を皆でいただいた。旧々甲州街道、笹子峠に入り急な上り坂もあった。しかしそこは足腰を鍛え抜いている44会メンバーでありほとんど苦にせずどんどんと進んだ。しかし昔の人はこの峠を歩いたのだなと、中央高速道を普段利用する者としてあらためてそのたいへんさを認識した。途中、標高899mという水準点があった。1925年測量との記載があった。次は、「矢立のスギ」というかなりの古木。天然記念物に指定されているとのこと。そのスギの木を歌った杉良太郎の唄があり、ぜんまいで聴けるレコーダーも設置されていた。
 2時間弱のウォーキングで笹子隧道入口到着。そこで昼食休憩。午後2時にはグルメの部の場所に着く予定のため皆軽めの昼食。隧道を抜けて、「甲州街道峠道」を進む。下りになってからはスピードも上がりいいペースとなった。甲斐大和まで降りると再び国道20号線に出た。そこからはひたすら本日のグルメの部のレストランに向かってのウォーキング。予定より20分遅れで午後2時20分、本日のゴールである勝沼ドライブイン「山口園」に到着。本日の歩行距離は16Km。
 時期的には、桜の花見シーズンは終わり、桃の花も2週間前ぐらいで終わりだろうと予想していた。しかし今回のウォーキングではたくさんの美しい花に出会えた。その美しさは「44会の女性だ」!!!つつじの花、山桜、桃、りんごの花、芝桜に菜の花とたくさんであった。途中なぜかあの箱根の山歩きと同じ大きながまがえるにも出会った。

2.グルメの部

 すき焼きのグルメをHR君に予約をしていただいていた。山梨からはこのグルメの部だけに4人参加をしていただいた。計18名のにぎやかな飲み会。ビールで乾杯の後、おいしいすき焼き、締めくくりはうどんすき。一升瓶のワインが赤と白1本ずつ。あっという間になくなってしまった。山梨との交流もあり、全員の自己紹介。今後もっともっと山梨メンバーも含め、多くの44会メンバーにこのウォーキングに参加してほしいと思った。約2時間で終了。その後はさらにワインを飲みに行く人、勝沼ぶどう郷駅に直行する人で別れて、車で送っていただいた。

感想

 天気に恵まれ、暑くも寒くもない一番いい季節のウォーキングが2年越しの計画の山梨メンバーといっしょにできた。
 天候という自然、地震や津波という自然、峠の道という自然。人間という存在は地球や宇宙の中ではほんの一部分であり、決して主役ではなくその中で生かしていただいているものである。その自然の中にあっては人間は全くの無力であることは、今回の大震災で明確に認識されたと思います。人間という動物のみがこの地球、宇宙上で「道具」を使って自然の営みを変えてしまっています。この時期に人間は一歩下がって自然の中に生きることを考えるべきだと思います。地球温暖化や異常な気候変動の原因はこの広い地球、宇宙の中でまちがいなく人間の行動にあります。便利な道具は確かに有用です。ただ時には、例えば車の利用を減らして歩いたり、自転車を使うこともできます。エアコンの設定温度はできる限り自然界に近い値にしましょう。電力供給は原子力ではなく自然を利用した太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス、燃料電池等考えるべきテーマはあると思います。地域ごとの独占企業に任せる電力政策は見直し、地域、自治体、自治会、各家庭等でも可能かと思います。計画停電なるものは1電力会社の身勝手だと思います。もう計画停電なる名前のユーザーにとっては全く計画が立たないような停電は止めてほしいと思います。自らの意思で週に一度ぐらい1日に2-3時間自主停電として、全家庭が電気をほとんどすべて切り、電気のない生活とするようなことも節電のためにはいいのではと提案したいと思います。事前準備をしておけばそれほど難しいことではないかと思います。
 人と自然、人と人、国と国等の「共生」ということをあらためて考えなければならない時なのかと思う次第です。
 今回はいつになく私見をたくさん書いてしまいまして申し訳ありません。ご意見等E-mailで交換できれば有効かと思います。

上泉義朗

笹子駅前の記念碑

「矢立の杉」

旧旧甲州街道

Photo by N.Haga

勝沼・山口園で遅い昼食(すき焼き)

Photo by A.Kobayashi

かえる

山桜

笹子隧道

つつじ

菜の花_芝桜

りんご


川島さんのスケッチ

Photo by Y.Kamiizumi