第43回44会ウォーキング教室(2011年第4回)

日時:2011年5月28日(土)午前11時~
場所:飛田給駅~花小金井駅
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (5+1名)
峯川、杉本、芳賀、早川、上泉
ビビアン(芳賀君の知人。台湾)
2.グルメの部
  (6名)
 

内容

1. ウォーキングの部

 雨のウォーキングとなった。天気予報では間違いなく雨だったが、その降り具合によって決めようと当日朝8時まで待った。朝、雨は止んでいて、予報では1mm/時間の弱雨。よって決行と決めた。実績値でも小金井市の雨量はその時間帯で1mm/時間だった。この程度のぽつぽつ雨で1時間に1mmの雨量だということを実感した。
 今回は、どなたかの紹介で「私鉄(西武・京王・小田急・東急)リレーウォーク」というイベントに参加。京王線飛田給駅に11時前集合。計6名で11時15分スタート。味の素スタジアム横を通過。たくさんの人が行き来していた。J2の試合があるのだろうと思ったが、後日調べたところ午後3時からのラルク アン シエルのコンサートだった。帰って来る人たちは何だったのかわからない。
 東京外語大を左に見ながらまずは武蔵野の森公園に入った。1回目のトイレ休憩とチョコの差し入れをいただいた。かなり広い公園で、昭和16年に開設された東京調布飛行場跡地とのこと。陸軍、米軍の管理を経て昭和49年に返還されてできた公園。今でも「調布飛行場」としての機能は残っている。また近くには東邦航空(株)という主に伊豆諸島を結ぶヘリコプターを運行している会社の調布事業所、(株)ジャムコという航空機部品製造や航空機整備を行なっている会社が見えた。
 武蔵野の森公園を出てすぐのところに新撰組局長・近藤勇の生家跡があった。近藤神社として祀られていて、産湯の井戸も残っていた。近藤勇は旧姓宮川で実父宮川久治郎は、天然理心流という武術を指導していた。天然理心流宗家のひとりである近藤周助に見込まれて養子に入り近藤姓となった。
 その先で野川沿いの道に入った。右にこれも大きな野川公園を見ながら歩き4Km地点を通過。ここまでトイレ休憩、近藤勇生家跡見学等を含めて45分。いつものペースである。野川沿いではウシガエルの声がたくさん聞こえた。あの低い声で合唱のようでもあり、求愛の叫びではないかとの意見もあった。野川公園の先には、武蔵野公園という公園もあった。雨の中ではあったが、このあたりは自然、緑、花がいっぱいでまたいつかいい季節に絶対歩こうという声が上がった。
 12時を過ぎそろそろお腹がすいてきたとの声も聞こえ、小雨の中、適当な場所として東京農工大の中を考えた。門から入ってすぐのところで、工学部電気工学科の建物入口玄関の軒下にて昼食休憩。それぞれ持参のおにぎりと栗、飴、チョコを分け合って楽しい昼食。休日だが時折学生が玄関から出てきて、その都度おじゃまさま、とお詫びのあいさつをして、学生の方がはずかしそうだった。
 30分あまりの昼食休憩ですぐに出発。ここからは残り4Km。中央線東小金井駅と武蔵小金井駅の間のガードをくぐり、「浴恩館公園」でトイレ休憩。この公園は、小金井市管理で、「浴恩館」という建物は昭和3年、京都御所で行われた昭和天皇即位大嘗祭の神職の更衣所を、(財)日本青年館が譲り受けて移築したもの。昭和6年から全国の青年団の指導者層が集まり、寝食を共にして人間形成をする講習所として機能している。天皇の恩に浴するという意味があるとのこと。これらの説明が書かれた看板が横に倒れたままになっていた。両側の柱が根元から折れていて、基礎のコンクリートはそのまま。早く小金井市として修復した方がいいのではと思った。
 浴恩館公園を過ぎるとすぐに玉川上水を渡って小金井公園に入った。このあたりは以前のウォーキングでも歩いたところだった。いろいろな花が咲いていた。花に疎い自分だが、小金井公園のHome Pageに今の見ごろの花として下記が載っていた。

   
  ポピー   ハコネウツギ   エゴノキ     ユリノキ
 小金井公園を横断し、本日のゴール地点西武新宿線花小金井駅に午後1時55分到着。本日の歩行距離は10Km。

2.グルメの部

 いつもより早い時間の出発だったためゴールも早くさすがに居酒屋はまだ開いていない。駅前のドトールにてコーヒー、ケーキでの歓談となった。今回は台湾からの留学生、ビビアンさんが参加していて彼女との会話の中の話題。
 最近台湾では結婚をしない、独身を貫くまたは遅い結婚の人が増えているとのこと。自分の仕事を持って、仕事の方により生きがいを感じているためのようである。日本でも同様なことはあると思う。さらにそのため台湾男性は結婚相手を外国人(ベトナム人、インド人等)に求めているようである。ただ、親子のコミュニケーションが難しく、たいへんのようである。1時間あまりの喫茶で解散となった。

感想

 関東甲信地方も、今年の梅雨入りが前日発表された。例年より10日ほど早い梅雨入りのようである。よって本日の参加者は計6名といつになく少なかった。雨でも歩くという健康志向、自然追及の心を持った44会メンバーであった。今後当分の間、梅雨空の日が続くのだろう。雨でも楽しめるようなウォーキングをしたいと思う。雨に似合う代表的な花、紫陽花を求めたウォーキングなどもいいなと思った。傘をさしながら、そんなに速足ではなく、のんびりとゆったりと明るく楽しく。

上泉義朗

Photo by N.Haga