第47回44会ウォーキング教室(2011年第8回)

日時:2011年10月22日(土)午後1時30分~
場所:立川 国営昭和記念公園
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (9名)
峯川、野田、杉本、磯貝、土橋、
川島、芳賀、相山、上泉
2.グルメの部
  (9+1名)
河野

内容

1.ウォーキングの部

 前日の天気予報では、立川方面も午後から強い雨とのことだった。しかしMNさんとの相談で雨天決行を決め、メール連絡もしていただいた。当日午前中、雨は降ったりやんだりで時折強く降っていた。午後も大雨を覚悟して出かけ、上下のレインコートも持参した。午後1時半立川駅集合。雨はやんでいた。歩き始めれば降り出すのかと予想しながら1時40分に駅を出発。雨は降ってこない。結局その後全く降らず、曇り空で少しむし暑い陽気の中のウォーキングだった。あの天気予報は何だったのか。POWER44が天気を変えた。雨の予報で参加者は少なくなると予想していたが9名の参加。特にAI君は本日初参加。
 国営昭和記念公園のあけぼの口から入園。入園料400円。案内所で園内地図を入手後園内へ。雨の予報だったためやはり人出は少ない。
 この公園は、ご存知のとおり、昭和天皇御在位50年記念事業の一環として、戦後米軍が旧陸軍施設を接収した立川基地跡地のうち、180haを記念公園として建設することが決まり昭和53年度より国土交通省の手で施設整備が進められてきたもの。昭和58年10月26日、昭和天皇御臨席のもとに約70haで開園し、その後も追加設備等の工事が進められていて現在は約9割の165.3haが一般に開園されている。
 まずは、「原っぱ西花畑」のコスモス畑へ。ここはサンセットイエローというまさに黄色いコスモスが一面に咲いていた。ところどころに赤いコスモスが紅一点がごとく咲いていてこれも美しかった。
西花畑  コスモスの丘
 続いて「花の丘(コスモスの丘)」へ。ここが一番話題のコスモス畑で、案内によると3品種、計400万本のコスモスが咲いているという。見ごたえがあり、色とりどりの美しい光景であり、かつ近くを歩いているといい香りに包まれる。3品種とは「ドワーフセンセーション」「ビッキーコンパクト」「ビッキーラジアンス」。
 「花の丘」の一番上で大きな石にすわって休憩。いつものように飴等の差し入れをいただいた。ラスク、栗、レモンの飴、塩飴。ここで突然話題は本日参加のKWさんの中学時代の恩師の話になった。なんと本日初参加のAI君のお父様が、KWさんの中学時代に尊敬していた先生だったことがわかった。奇遇である。初参加、初対面の同級生が恩師の息子さんで、ウォーキングの休憩の時それがわかったという話である。44会の集まりはいろいろ不思議なおもしろいことが起きる。
 休憩後、公園最北の砂川口まで歩き、そこからの帰り道はできるだけ距離をかせごうとサイクリングコースに出た。しかしサイクリングコースを歩いてはいけないとのことで歩行者通路を遠回りして歩いた。いつの間にか「こどもの森」に入った。「雲の海」というドーム状のトランポリンのような遊戯。これは中学生以上利用可であり還暦のおじさんは不可だった。「霧の森」では突然霧がたちこめて不思議な光景。30分おきに霧を発生させているとのこと。
 「ドラゴンの砂山」では石で作られたドラゴンが数頭いた。子供心に帰って竜の背中に上に登りたくなる。写真に残っていると思う。ゆっくり歩いて、遊んでもう4時であった。公園は5時に閉園であり、ここからは出口に向かって歩いた。あけぼの口から出て、立川駅に向かった。駅手前で立川農産物直売所に急遽立ち寄り、それぞれ主婦の顔で野菜を買っていた。中には主夫もいた。ここでは抽選会もやっていて、何と、MNさんは「烏骨鶏(うっこけい)」の卵20個を当てた。大ラッキーである。午後5時10分立川駅にもどり本日のウォーキングは終了。本日の総歩行距離約10Km。

2.グルメの部

 立川駅北口のビル内の居酒屋。いつものようにビル前の女性の客引きに誘われて今回は「くろ○」へ。合計から1,000円引きと300種類の焼酎があるとの触れ込みだった。
 個室でゆったりとお酒、食事をおいしく楽しめ、料金も適度で選択は間違っていなかったと思う。ビールで乾杯後は芋と麦の焼酎ボトルを各1本。蓮根のはさみ揚げ、手羽揚げ、出し巻き、大根と長芋のじゃこサラダ、カリカリさつまいものシーザーサラダ、たたき胡瓜の紀州南高梅和え、豆アジの唐揚げ等。仕上げにおにぎり3個と巻き寿司を分け合った。さらにめずらしくデザートへ。くろ○流チョコレートパフェ、ぽんかんシャーベット、和風ドーナッツとさつま芋のグラスパフェ。本当によく食べるおねえさん、おじさん達である。しかし、健康には多少気を使っているようにも思える。
 話題はあまりにもたくさんあってよく覚えてはいないが、孫、子ども、両親のこと、年金問題、下九の話、原発問題等、10名がいろいろな話題を複雑に絡め合いながらの、まとまらないが尽きない話ばかりであった。終了は8時50分。3時間半のグルメの部でした。

感想

 雨の予報をものともせず決行。しかし全く降らなかった。天気が変わったのか、POWER44が変えたのか。
 ウォーキング初参加者がまた1名増えた。もっともっとである。一億総ウォーキング、44会100人ウォーキングを目指したいです。
 何かひとつのことをきっかけに心が少しずつ触れ合い、適切なコミュニケーションが始まり、同じ方向を向くこともできる。グルメの部でも話題になった原発問題は今、日本で起きている典型的なまとまらない話である。ほとんどの国民は原発をもう撤廃すべきだと思っているが、利権がらみで原発を推進している人もたくさんいる。「原発即撤廃」「安全を確かめて再開」という両者中間の考え方があるはずである。何年かかけて、5年か10年かまたは20年か、原発を撤廃するという方法を今考えて、行動を早く始めることが必要と思う。現にヨーロッパのいくつかの国、ドイツ、イタリア、スイスは福島原発の事故をきっかけにして、10年から20年かけて原発を廃止するという決断をすでにしている。日本の政治力の無能さは、それは国民全体の責任であるかも知れないが、適切なコミュニケーションが不足しているのが原因だと思う。適切なコミュニケーションのためには心の触れ合いが必要なのです。

上泉義朗

Photo by N.Haga