第52回44ウォーキング(2012年第2回)

日時:2012年2月25日(土)13:30~
場所:横浜駅→根岸駅~三渓園~中華街
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (6名)
峯川、橋本、早川、金丸、磯貝、上泉
2.グルメの部
  (6+1名)
萩原

内容

1.ウォーキングの部

 横浜市中区(三溪園のある場所)の天気予報では一週間前からこの日は曇り、雨だった。当日の予報でも朝から雨、昼12時ごろがピークで午後からは小雨、午後3時ごろから止むとのものだった。しかし実際には、昼ごろには雨は止んでその後は全く降らなかった。よって傘も必要なく歩くことができた。
 午後1時半横浜駅集合。雨の予報のせいかいつもより少なく6名で出発。電車で根岸駅まで移動。普通の人はそこからバスに乗って三溪園に行く。44会メンバーは躊躇なく歩く。約3Km歩いて三溪園南門より午後2時入園。入園料は500円だが、5枚綴りの回数券(2,000円)+ひとり分(500円)を買い、ひとり420円で入園。
 雨は止んだが気温はかなり低く寒かった。歩いて少しからだが暖まる程度。今回の三溪園の目的は梅だが、今年はいつもより遅いようで満開には程遠かった。しかしところどころに白、赤の花を美しく咲かせている梅もあり十分楽しめた。三溪園の見どころはたくさんあり、通常2時間から2時間半の見学コースのようである。主に京都、鎌倉から移築された歴史的な建物がすごかった。重要文化財に指定されている建物が10棟ある。ゆったりといくつか古建築を見てまわり、途中「三溪記念館」に立ち寄り、優雅に抹茶をいただいた。お茶受けに京都で製造した餡入り落雁(らくがん)が付いて500円。落雁とはらくわんのことで、後で調べたところ、らくわんは、落雁の甲州弁とのことだった。おどろきである。その後もゆっくりと歩いて出口(正門)近くに大きな古民家を見つけた。(下の写真参照、三溪園全体の説明は添付資料(Word)参照)
 岐阜県白川郷から1960年(昭和35年)に移築された"矢箆原(岩瀬)家の住宅"とのこと。この家主岩瀬(矢箆原)佐助は、飛騨三長者のひとりとのことで大きな家も納得である。茅葺屋根が印象的な合掌(がっしょう)造の屋根に特徴がある構造の民家だった。他の建築物は中まで入れなかったが、この古民家は中まで入れた。 その当時の生活が思い浮かぶように再現されていた。大勢の客寄せもあったのだろう、大きなお盆、お皿類もあった。ふすまをはずせば大広間になるようなつくりであった。2階には農機具や民具、お蚕の道具もあった。当時この家では電気は全く使われていない。居間の囲炉裏を中心に暖を取り、料理もし、あかりは油のランプ。現在の生活ではたくさんの電化製品は当たり前であり、当然電気使用量はどんどんと増えていく。今、原発をあきらめて他の発電も考えながらも、さらなる節電、この古民家のように電気を使わない生活も考えるべきと思った次第である。昔、かまどで炊いたごはんをなつかしく思い出す。

 午後4時15分、正門を出て帰路に。普通の人はここからバスで根岸駅または横浜駅までもどる。44会メンバーはここでも躊躇なく歩く。しかも元町経由中華街まで約6Kmを平気で歩いた。国道16号線をこのあたりは本牧通りと言うようである。建物、町並みはおしゃれな感じで、歩いていて楽しい雰囲気だった。ここは横浜を代表する高級住宅街、商店街の山手であるが、時おり下町風の魚屋さん、お菓子やさん等も見受けた。午後5時10分中華街西門着。本日のウォーキングは総歩行距離11Kmでここがゴール。

2. グルメの部

 中華街の西門(延平門)から入り、西門通り、中華大通りを少し歩き、いくつかの店を探索。最近は競争が激しいようで食べ放題、飲み放題、半額等のいろいろな企画の看板があった。グルメの部に合流するHW君と待ち合わせ後、大通りから香港路に入ったところの「順海閣」という、割とまともな店に入った。この店は広東料理の老舗とのこと。有名人のサインもいくつかあった。飲物(生ビール一杯)付きセット料理を注文。おいしい料理が次々と出され、いつもよりお酒の量は少なかったように思う。初めの生ビール後は紹興酒1本のみ。ビール派は追加の生ビール。料理は以下の通り。
1.三種前菜の盛り合わせ 2.フカヒレスープ  3.芝エビのチリソース
4.小貝柱の炒め     5.白身魚の醤油風味 6.春巻
7.牛肉チャーハン    8.杏仁豆腐またはマンゴー

 本日のグルメの部での話題は、まず親の話。配偶者の両親を含めても、ほとんどのメンバーは両親を亡くしている。ご健在のご両親もいて、いまだに口やかましく叱られることもあるというメンバーも。その方がうらやましいと思った。次の話題は自分達の健康について。「がん」がやはりこわい。すでになくなった同級生もいる。大きな病を経験した人もいる。60才を過ぎた自分達は健康が何よりである。午後8時過ぎに終了。中華大通りに出て記念写真後、みなとみらい線で帰った。

感想

 雨の予報の中、何とか6名でのウォーキング。プラス1名のグルメ。梅を目指しての三溪園だったが、梅以外でも見どころはたくさんあり一度ではまわりきれない程だった。今までももう一度来たいという場所はいくつかあったが、ここもそのひとつになりそうだ。
 44会ウォーキングも5年目に入り、皇居外周路以外にいろいろな案が出ている。泊まりのウォーキング希望も多い。軽井沢、小諸が候補、鎌倉を一泊でという案もあった。とりあえず3月は鎌倉を日帰りで歩くことになった。
 このウォーキングも参加者がだいぶ固定化してきた。もっと新しい44会メンバーにも、ぜひ参加をしてほしいと思う。適切なフォームを少しだけ心がけることによってウォーキングがいかに心身共の健康維持、向上のために効果があるか多くの人に体験して欲しいと思うからである。44会ウォーキング初参加者大歓迎です。皆さん、お声がけ、お誘いをしましょう。
 健康的高齢化社会を目指して44会メンバーは歩きます。

上泉義朗


Photo by F.Minekawa