第53回44ウォーキング(2012年第3回)

日時:2012年3月24日(土)13:00~
場所:鎌倉(江ノ電長谷駅~JR横須賀線北鎌倉駅)
参加者(敬称略、50音順):
1.ウォーキングの部
  (14名)
飯野、磯貝、金丸、上泉、川岸、
小林、田伏、中島、野田、芳賀(+1)、
福嶋、堀口、峯川
2.グルメの部
  (14-1名)
 

内容

1.ウォーキングの部

 午後1時江ノ電藤沢駅改札前集合。参加者14人。天気予報も実際の天気もめまぐるしく変わった。曇りから、一時晴れ間も出たが雨になり、その後また曇り。寒い陽気の中のウォーキングとなった。
 江ノ電長谷駅を午後1時55分出発。まずは御霊神社へ。ここはあじさいの季節はたくさん咲いてにぎわう場所だが今は梅の花が少しだけで静かだった。古く大きな木があったが、それは樹齢350年のタブノキだそうです。裏側から長谷寺へ。境内には入らず表から参拝し、次は大仏(高徳院)へ。ここは拝観料200円で入場。近くまで行った。鎌倉は小学校6年の時の修学旅行で来ており、その時の写真を持参したHG君と、同じクラスだったND君が当時の写真を胸に記念撮影。約50年ぶりの再訪とのことだった。時の流れを感じつつ、小学6年の頃の自分を各自思い出したひと時でした。

 鎌倉の大仏は、銅造の阿弥陀如来坐像。像容は下記のとおり。
  ()内は奈良東大寺の大仏。
  総高(台座を含む) 13.35m (18.03m)
  仏身高       11.312m (14.98m)
  面長        2.35m  (5.33m)
  眼長        1.00m  (1.02m)
  口幅        0.82m  (1.33m)
  耳長        1.90m  (2.54m)
  眉間白毫直径    0.18m  (0.30m)
  螺髪(頭髪)高   0.18m  (0.21m)
  螺髪直径      0.24m  (0.22m)
  螺髪数       656個  (966個)
  仏体重量      121t   (250t)
 作者は不明、「慶派」(運慶とそれに連なる仏師達)の作風と宋代中国の仏師達からの影響の双方を併せ持つ、鎌倉期らしい仏像といわれている。初めに建立した大仏は木造であったが、4年後の宝治元年(1247)にこの大仏が暴風雨のために倒壊し、建長四年(1252)にあらためて金剛の大仏が造営され始めた。大仏殿は建武二年(1335)と志安二年(1369)の台風で倒壊。更に明応四年(1495)の大津波で押し流され、現在の様な露座の大仏となってしまった。

 大仏の後は、いわゆる「大仏ハイキングコース」を通って銭洗弁天を目指した。この道は意外と苦戦した。急な登り坂あり、途中かなりぬかるんだ場所あり、さらに雨が降り出した。この難関をやっとのことで切り抜けて銭洗弁天に午後3時30分着。100円でお線香、ろうそく、銭洗い用のざるを持ってそれぞれ洗い場へ。何倍になるのかお楽しみです。ここで少し休憩し、午後3時50分出発。
 次は北鎌倉駅裏の円覚寺を目指した。道を少し誤ってしまい鎌倉駅方向に歩いてしまった。遠回りとなってしまったが、おかげで途中、源頼朝の銅像が建っている源氏山公園、寿福寺を通過、さらに鶴岡八幡宮、建長寺を右に見て鎌倉街道を北上し、午後4時40分円覚寺着。残念ながらすでに閉門。門前で記念写真を撮り本日のウォーキングのゴールとなった。総歩行距離約9Km。北鎌倉駅から電車に乗り、大船経由藤沢にもどりウォーキングの部は終了。

2.グルメの部

 藤沢駅前の和民を見つけた。午後5時20分グルメの部、飲み会スタート。生ビールで乾杯後は、引き続きビールまたは麦焼酎と進んだ。食べ物は、3種小鉢のお通しから始まり、サラダ、餃子、手羽唐揚、だし巻き玉子、豆腐キムチ、枝豆、まぐろ竜田揚げ、フィッシュチップス、シーザーサラダ、アボカド湯葉巻と続き、仕上げは鉄板やきそば、ねぎとろ巻。さらにデザートとして白玉抹茶アイス、バニラアイスで3時間で終了。本日もたくさん飲んで、食べました。ウォーキング9Kmでのエネルギー消費量を十二分にカバーしました。
 飲みながらの話題は取りとめもなく、いろいろと出ましたが今はやはり原発問題に熱くなる。「原発は止めたくても止められない事情があるのだ」という話しから始まった。止めるために必要な費用は継続する費用と同じかそれ以上かかるため止めることができないのだという事情。さらには電力会社、原発地元、一部政治家等の利権がらみの理由から原発継続と言う。
 しかし、どんなにお金がかかろうと福島第一原発の事故によって歴史上最悪な被害が発生し、いまだにそのために苦しんでいる多くの人たちのことを考えたら、原発全廃は当然の意見だと思う。いまだに再開の議論をしている人たちがいることは全く理解できない。首相をはじめ再開を考えている議員は全て辞めて欲しいと思う。(私個人としての意見です)

感想

 今回は、天気が悪かったが参加者は多かった。鎌倉の魅力なのだろうか。また、ウォーキング初参加者が2名でこれはうれしかった。1年前の大震災の液状化現象で家の修復等でご苦労があり最近やっと落ち着いたためこのウォーキングに参加したというKGさんと、以前鎌倉に住んでいたことがあるというTBさん。TBさんは難病を持つ子供たちをサポートする活動をしていて、44会へのその呼びかけのために参加をしたとのこと。案内書の一部を掲載(下記)します。ご賛同される方はぜひご協力を。詳細は、難病のこども支援全国ネットワークのHPの中の「みんなのふるさと夢プロジェクト」の欄をご参照ください。今後、八王子から大月までのチャリティウォーク(4月21日、22日)、大月から甲府、白州までのチャリティウォーク(10月ごろ)の予定があるそうです。
“医療的ケアが必要な子どもと家族の為に、日本で初めての本格的な常設キャンプ場が、私たちの故郷、山梨の地、白州に作られようとしています。山梨においても多くのご家族が必死の思いで難病のこどもをご家庭で守り育てられていますので、このキャンプはきっと大きな希望の地となる事でしょう。甲府中学、甲府一高の同窓生が不思議な縁でこの夢プロジェクトに結集しました。その縁を広げて、是非同窓会の皆様に協力をお願いしたいのです。”

上泉義朗


Photo by N.Haga

Photo by A.Kobayashi