第56回44ウォーキング(2012年第6回)

日時:2012年6月30日(土)13:00~
場所:皇居~スカイツリーを目指し亀戸まで
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (10名)
峯川、芳賀、野田、飯野、飯島、
金丸、河野、中島、橋本、上泉
2.グルメの部
  (10名)
 

内容

1.ウォーキングの部

 午後1時半皇居桜田門時計台前集合。マラソン大会があるようでランナーでごった返していた。梅雨の合間の晴れた日となり気温も高かった。軽いストレッチの後午後1時40分スタート。恒例の二重橋前での記念撮影後外周路を1周。50分/5Kmのペース。2周目は和田倉門から現在保存、復元工事中の東京駅へ向かい、八重洲口、江戸通りを歩いて両国橋へ。
 橋を渡って猪肉、熊肉、鹿肉を食べることができるという「もゝんじゃ」という店の近くを通った。この店はだれもが知る有名な店とのことでしたが私は知りませんでした。「ゝ」が「-」に見え、「も-んじゃ」の店かと思いました。
 その後、両国国技館前を通過。国技館周りは人が多かったが、ワタミ株式会社第26期定時株主総会およびワタミ感謝祭/渡邊美樹LIVE2012というイベントがあったようです。
 次は旧安田庭園に入った。ここは、もと常陸国笠間藩主本庄因幡守宗資により元禄年間(1688~1703)に築造された汐入回遊式庭園。明治維新後は、旧備前岡山藩主池田侯の邸となり、次いで安田善次郎氏の所有となり、氏の没後大正11年東京市に寄附された公園。
 次は公園を出たところの横網町公園へ。園内には「東京都慰霊堂」と「東京都復興記念館」があった。慰霊堂には、関東大震災と東京大空襲の身元不明の遺骨が納められていて、復興記念館では関東大震災と東京大空襲に関する資料や遺品の展示を行っている。これらの施設は貴重な史実を残したものでありもっと多くの人に知ってもらうべきものだと思った。本日の参加者でもほとんどの人が存在すら知らなかった。広島と長崎の原爆記念館と同様な位置付けかと思う。ここ、横網公園で本日の歩行距離は約10Km。スカイツリーまであと1.6Km程歩いて終了の予定だったが、グルメの部を目指して、なぜか亀戸へ。4Km、40分ほど歩いて亀戸駅近くの店に午後4時55分着。本日の歩行距離14Kmでゴール。汗もかなりかくほどの暑さの中、予定よりも多く歩き、ビールがさぞかしおいしいだろう。

2. グルメの部

 亀戸駅近くの「横丁カフェスイング」という店。IN君の紹介の店で、予約をしていただき、到着時にはすでに生ビール10人分が準備してありすぐに乾杯。予定より多く歩いたが冷たいビールをさらにおいしくいただくことができて感謝です。この店は、「亀戸横丁」という昭和の面影を残すレトロな酒場計12店舗が入った店の中のひとつ。ご主人は我々より1学年上(昭和25年1月生れ)、奥様が同級生(昭和26年1月生れ)とのこと。店に流れている音楽は、ジャズ、ビートルズだった。
 メニューもユニークでいろいろな料理があった。グリーンサラダをたっぷり摂り(3皿ずつ2回)、3種類ソーセージ盛り合わせ(1)、マルゲリータピザ(2)、牛すじの赤ワイン煮込み(3)、季節野菜のピクルス(4)等をいただいた後、仕上げは焼きカレー(5)。ビールの後は、赤ワイン、ハイボール等。十分に飲んで、食べて2時間半ほどで終了。


(1)1,480円  (2)780円  (3)530円  (4)630円  (5)750円

感想

 6月、7月のウォーキングは雨もしかたないかなと思っていた。しかし今回もPOWER44によって晴れの日。暑さはあったが久しぶりの皇居外周といつもと少し違うコース、江戸通り(国道6号線)を通ってスカイツリー方面へ向かうというウォーキングを楽しめた。参加者数10名は平均的だが、女子1名、男子9名という男女比率は過去になく、めずらしいことだった。
 都内を歩くといろいろな新しい発見がいつもある。「東京都慰霊堂」、「東京都復興記念館」や猪肉、熊肉、鹿肉のお店「もゝんじゃ」。復元中の東京駅もだいぶ工事が進んだ姿を近くで見ることができた。この工事は、正式には「東京駅丸の内駅舎保存・復元工事」といい、1914年(大正3年)に創建された東京駅丸の内駅舎の外観を創建時の姿に忠実に再現し、未来へ継承するため、鉄骨煉瓦造の下に地下躯体を新設し、機能拡大の工事を行うというものとのこと。巨大地震にも耐えうる建築とするため、「免震工法」で施工。はじめの東京駅は辰野金吾により設計され、1914年に創建、1945年(昭和20年)、戦災により南北のドームと屋根・内装を焼失。戦後、3階建ての駅舎を2階建て駅舎に復興し、現在の姿になったとのことです。新しい東京駅は本年10月に完成とのことで、その時にはまた近くまで歩きたいと思います。なお、この復元および駅周辺の整備工事費は約500億円の予定ですがこの費用は東京駅が使っていない上空の容積を譲渡する空中権取引によって捻出するとのこと。これは物知りKM君からの情報です。三菱地所所有の新丸の内ビル、東京ビルは東京駅の容積率を買い取り、規定以上の高層ビルを建設することができたとのことです。こんな取引もあるのだと初めて知りました。
 梅雨明けはもう少し先かと思います。7月の定例ウォーキングは東京ゲートブリッジの予定で、その時には梅雨明けしていることを願っています。7月7日(土)には、番外で「三島ウォーク」の予定もあります。一高東京同窓会、44会夏の集い(帝国ホテル)、第九の合唱練習等44会関連の予定は目白押しでご多忙の人も多いかと思います。60才を過ぎても元気で、たくさんの活動ができるということは幸せということでしょうか。

上泉義朗

色男とクリスチーナ

色男と幸ちゃん

両国安田庭園

両国戦災資料センター

Photo by T.Iino