第57回44ウォーキング(2012年第7回)

日時:2012年7月28日(土)13:30~
場所:等々力駅~等々力渓谷~野毛町公園~上野毛自然公園~砧公園~用賀駅
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (8名)
峯川文江、芳賀直行、野田進、福嶋幸市、飯野俊雄、
堀口修、中島直樹、上泉義朗
2.グルメの部
  (8-2名)
 

内容

1.ウォーキングの部

 午後1時半 東急大井町線等々力駅集合。ここ数日日本中が厳しい暑さである。きょうも30度以上の暑い中、8名が集まった。1時40分スタート。
 まずは等々力渓谷へ。はじめてこの「渓谷」という名前を聞いた時まさか都内世田谷の住宅街に渓谷なんてあるのかなと疑問視した。しかし本当に渓谷だった。緑の木々がうっそうと茂り、日陰になっているので少し涼しかった。川の水は少なかったが確かに渓谷だった。世田谷区教育委員会の説明書きによると、等々力渓谷は谷沢川(やさわがわ)によってできた谷で、今でも多くの動植物がみられ、四季折々には咲き乱れる桜、常緑の木立、秋の紅葉も不動滝(竜頭滝)(りゅうずのたき)に映え、深山の趣きがある。谷間は粘土、砂礫、赤土(関東ローム層)の層が重なって地層の移りかわりをものがたっている、とのこと。
 川沿いを歩き、まず稚児大師御影堂があった。稚児大師とは弘法大師の幼い時の呼び名で弘法大師御誕生一千二百年記念の昭和50年に制作された像とのこと。不動の瀧を通って階段を登ると等々力不動尊へ。正式名称は、真言宗智山派 満願寺別院 等々力不動尊。舞台があった。展望台なのか。
 ここから今来た川沿いの道をもどり途中から玉川野毛町公園方面の標識に従って階段を登った。公園の中には野球場やプール、テニス場があり、その一角に野毛大塚古墳が保存されていた。野毛大塚古墳は全長82メートル、後円部の高さ10メートルの帆立貝(ほたてがい)式の前方後円墳。この古墳は関東地方の中期古墳文化を代表する五世紀前半に築造された古墳で、出土した多量の武器・武具類や石製模造品からこの古墳は南武蔵の有力な首長墓(しゅちょうぼ)であろうとのこと。公園内の遊具で思わず遊ぶことになった。「運手」に皆で挑戦。これが以外と筋力低下のため苦戦。まともにできたのは2名のみ。
 公園を出て上野毛自然公園へ向かった。この公園も広くて木陰があり涼しい風が気持ちよかった。水分補給をし、休憩。次は五島美術館へ。しかし残念ながら現在増改修工事中で、今年10月19日まで休館とのこと。素通りした。10月の新装後はかなり興味深い展示会が予定されているようである。またこの美術館は東京急行電鉄株式会社の元会長・五島慶太による私立美術館として1960年に開館し、目黒区にあった大東急記念文庫が移転されいっしょになったとのこと。その大東急記念文庫は、1948年、当時の東京急行電鉄株式会社を東京急行電鉄・京浜急行電鉄・京王帝都電鉄・小田急電鉄・東横百貨店の五社に分離・再編成する記念事業として企図されたものとのこと。関東の代表的な私鉄は以前はひとつの会社だったという情報は興味深いものであった。
 次は最終目的地、砧公園を目指した。できるだけ近い道を選んで暑い中を楽しく進んで、午後3時半過ぎに到着。公園内売店横のエアコンの効いた部屋で水分補給と休憩。さらに歩いて本日のゴール、用賀駅に4時40分ごろ到着。本日の歩行距離合計は約9Km。

2.グルメの部

 用賀駅近くの「とり鉄」にて夕方5時スタート。6時まではHappy Hourでいくつかのサービスがあった。生ビールとつまみ3種込みで999円、飲物はすべて200円。つまみ3種とは豆腐、烏骨鶏のだしまき卵、焼き鳥3本。つまみ類は鳥料理中心で、会津地鶏レバーのたたきもあった。これは店側もかなり気を使っているようすで、30分以内に食べるようにとタイマーをいっしょに置いていった。バリバリキャベツを計4皿、いかのぽっぽ焼、烏骨鶏焼き餃子、三元豚のとんぺい焼がきょうのグルメ。約2時間半の飲み会で本日のウォーキングは終了。

感想

 都心にもこんな場所があるのかと思った、渓谷である。緑も多く自然がいっぱいであった。その近くは高級住宅街でもあり東京のふしぎさをあらためて感じた地区であった。
 真夏日の暑い中、汗を顔から流しながらもだれもほとんど疲れを見せずに楽しい会話をしながら歩いた。脱水症を心配しながら、適度に水分補給、梅干、塩飴、チョコレート等の差し入れをいただきながらゴールまで進むことができた。61、62歳の7人のおじいさんとひとりのおねえさんはよくがんばる。今年の夏はまだまだ暑い日が続きそうである。暑さに負けないためには、やはり適度な運動で汗を流すことも効果があるのだと思います。

上泉義朗

Photo by T.Iino

Photo by N.Haga