第58回44ウォーキング(2012年第8回)

日時:2012年8月25日(土)13:30~
場所:皇居桜田門~丸の内~銀座~築地~月島
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (8名)
峯川文江、芳賀直行、野田進、飯野俊雄、河野良、
中島直樹、磯貝達男、上泉義朗
2.グルメの部
  (8-2名)
 

内容

1.ウォーキングの部

 午後1時半 いつもの皇居桜田門時計台前集合。厳しい残暑を予想して今回は無理せずに涼みながらのウォーキングを計画。目標地点は久しぶりに月島のもんじゃ焼とし、途中銀座で、展示会2箇所を回って体を冷やしながら歩こうというもの。
 午後1時40分スタート。桜田門から二重橋前で記念撮影後(今回のシャッターは家族4人で日本旅行をしているというカナダ人に依頼)、めずらしく丸の内を通った。丸の内はここ10数年でかなり景色が変わった。特に仲通りには多くのブランドショップやレストランがある。銀座の人出はこの暑さの中では予想外に多かった。よっていつもの皇居外周路のようなスピードでは歩けない。まずは数寄屋橋交差点近くのソニービルへ。
 ここはSony Aquariumと称する沖縄美ら海水族館の一部を展示している。毎年夏に開催していて今年で45回目にもなるとのことです。ビルの入口付近(屋外)、エントランスホールに大きな水槽がありたくさんの美しい色の熱帯魚やサメ、ウツボ等48種約500匹の生き物を展示。2階は「美ら海生き物研究所」としていろいろな生き物の研究内容を説明、子供達の夏休みの宿題にも役立つというものでした。3階、4階はソニー製品のショールーム。デジカメ、ゲーム、オーディオ、パソコン、テレビ等たくさんの新製品も含めてきれいに展示、説明をしていた。しかし技術のソニーもここのところ低価格の韓国、台湾勢に負けてビジネスとしては苦戦中のようである。再度復活して欲しいと思う。
 ソニービルを出て、次は松坂屋銀座店のすぐ裏、みゆき通り沿いにある銀座ソトコトロハス館内フェルメール・センター銀座で延長開催中(8月26日まで)の「フェルメール光の王国展」に入場。入館料1,000円。この展示は、ヨハネス・フェルメールの全37作品を福岡伸一監修のもと、最新のデジタル技術で「re-create」(リ・クリエイト)=再創作した作品の展示。「re-create」について以下のような説明があった。
“「re-create」とは、複製でもなく、模倣でもない。あるいは洗浄や修復でもない。「re-create」とは、文字通り、再・創造である。作家の世界観・生命観を最新のデジタル画像技術によって翻訳した新たな創作物である。
 現存するフェルメール作品はいずれも数百年にわたる経年劣化のため、今や失われてしまった細部がある。それはけっして元通りにはならない。しかしその細部にこそフェルメールの思想は宿っていただろう。フェルメールがほんとうに描き出したかったことがそこに表現されていた。“

 次は、築地から勝鬨橋へ向かった。いつもと違って月島に向かって勝鬨橋の右側を行ったところ、「かちどき橋の資料館」を発見、立ち寄ることにした。勝鬨橋建設の歴史や橋の名前の由来等を知ることができた。実際の橋脚部運転室、機械室の展示もあった。またここで入手した「隅田川にかかる26の橋」という資料は興味深かった。荒川から分かれた隅田川は東京湾まで約24Kmの流れで、新神谷橋から勝鬨橋まで計26の橋が架かっている。その内河口近くの3つの橋、清洲橋、永代橋、勝鬨橋は2007年に国の重要文化財に指定されたとのことでした。午後4時半にこの資料館を出て、目指すは目的地の月島もんじゃの店「土筆倶楽部」。午後4時50分に到着。本日のゴールとなり歩行距離は約8Km。

2.グルメの部

 久しぶりのもんじゃであった。早速ビールで乾杯後、いつものめんたいチーズから始まり、カマンベール、梅しそこんぶ。いか焼き、トマト、おしんこも注文。締めに焼そばとアイスクリーム。約3時間半の暑気払いを兼ねたグルメの部、飲み会となった。多くの話題の中で、やはり今後の44会ウォークの計画については意見百出。特にウォーキングから山登りへとまさにエスカレートしていった。神奈川の大山、長野の木曽御嶽山、山梨は富士山、みずがき山、甲斐駒ヶ岳他。しかし、平地を歩くウォーキングとは全く異なり、山となるとリスクもあり、装備(ザック、靴、服装等)にも気とお金を使うことになりそう簡単ではないことも皆認識、納得していた。

感想

 今年の夏はまだ終りそうになく残暑が厳しい日であった。展示見学経由のウォーキングは正解だったと思う。今年は熱中症で救急搬送された人が全国で5月から8月の期間で約40,000人とのこと。内65歳以上が約45%、18歳から64歳が約40%と若い人も意外と多いということになる。44会のウォーキングでは今のところ幸いにも熱中症は出ていない。今後とも十分に注意していきたいと思います。
 きょうは、途中2人が所用で帰途へ。孫との約束のためという話し。最近の話題のひとつとして親の介護と孫の世話が多く出てくるようになった。そういう年代になったということになるがまだまだ若さを維持している44会メンバーばかりである。

上泉義朗

Photo by Y.Kamiizumi

Photo by N.Haga