第3回合同ウォーキング

第60回東京44ウォーキング(2012年第10回)

第8回山梨ウォーキング(2012年第8回)

日時:2012年10月27日(土)午前9時~
場所:西沢渓谷
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (19名)
山本仁一、古屋寿隆、保坂剛、小宮山千雪、衣川いつ美、
名取孝、内田正雄、峯川文江、杉本恭子、川島芳子、
芳賀直行、芳賀のぞみ、飯野俊雄、野田進、安部博文、
中島直樹、磯貝達男、堀口修、上泉義朗
2.グルメの部
  (19-7名)
 

内容

1.ウォーキングの部

 塩山駅に午前8時半ごろ集合。山梨、東京からそれぞれ集まり計19名といつになく多かった。塩山駅前9:05のバスで出発。バスは計3台でも立ち席の人が出るほどの混雑であった。天気は予報とはだいぶ違って雨。雨男は誰か。今回の時間日程は以下の通り。
 09:05 塩山駅出発(バス)
 10:10 西沢渓谷入口バス停着
 10:30 西沢渓谷入口バス停出発
 12:00-12:20 昼食
 13:00 西沢渓谷終点着
 13:10 西沢渓谷終点出発
 14:10 西沢渓谷入口バス停着
 14:40 西沢渓谷入口バス停出発(バス)
 15:50 塩山駅着
 途中まで、小雨の中のハイキング。ただし雨はほとんど気にならず、美しい紅葉と水や木々の自然を目の前で楽しむことができた。特に水量の多い川の流れ、いくつかの滝は水資源としての貴重さを感じながら眺めた。自然はいい。時にはこわい面もあるのだが自然と共に生きる、人間はもう一度自然との共生を考える時なのではとあらためて思った。人と人の共生、人と自然の共生、国と国の共生を真剣に考えることが重要かと思います。
 西沢渓谷は、ハイキングコースと言えども山である。今回も事前に古屋君からの靴や服装等のアドバイスをいただいてそれなりの準備はしていたと思う。足腰も44会メンバーはまだ力強くそれほど心配ではなかった。しかし甘く見てはいけない。危険な箇所、けわしい登り坂もあった。今回も大勢のハイカーで登りの道は時折大渋滞となっていた。かなり苦労して登り道を歩いている方々も見受けた。
 ここで西沢渓谷について少しだけ。
 広瀬湖の北西部に広がる西沢、東沢両渓谷は、山梨市(旧三富村、現在甲州市)に位置し、南に黒金山、西に国師岳、北奥千丈岳、奥千丈岳、北に甲武信ヶ岳と鶏冠山を望む。西滑山(標高2086m)山頂へ続く尾根の最裾部で東沢渓谷と西沢渓谷に分れる。実際に東西に分かれるのではなく、北西に東沢渓谷、南西に西沢渓谷が延びる。東沢渓谷は甲武信ヶ岳・国師ヶ岳を水源とし、西沢渓谷は国師ヶ岳・奥千丈岳方面を水源とする。西沢渓谷は秩父多摩甲斐国立公園内に位置し国内屈指の渓谷美を誇る景勝地。巨大な花崗岩を清流が浸食してできた天然の芸術のごとく、原生林を流れる渓流がいくつもの滝を作り、神秘的な魅力に満ちあふれている。三重の滝、魚止の滝、竜神の滝、恋糸の滝などの名をもつ滝が続き、圧巻は七ツ釜五段の滝。昭和37年に西沢と東沢の接点である「ナレイ沢」から開発が始まった。当時ここからは道がなかったので、ノミで岩に穴を掘り、鉄棒を差込み、木を渡し、橋をかけていったとのこと。大型の工作機械が入らない渓谷内の作業はすべて、人力によるもので、完成までには大変な苦労があったようです。現在では、遊歩道も整備され散策も容易になったが、渓谷であるが故の危険もあります。森林浴のリラックス効果が実証され、森林セラピー基地に認定されている他、下記のような認定100選に選定されている。
 平成の名水百選・日本の滝100選・水源の森100選・新日本観光地100選・森林浴の森100選
 またかつてここにはトロッコが通っていた。案内板の説明によると、昭和8年から昭和43年まで、馬に引かれたトロッコが木材搬出のために使用されていたとのことです。
 帰りの道はそのトロッコ軌道跡で途中から林道に合流し歩きやすかった。帰りの道は標準タイム85分と書いてあったが、44会メンバーは60分で歩いた。西沢渓谷入口バス停に到着し本日のウォーキングは終了。歩行距離約10Km。14:40の塩山駅行きのバスで帰り、全員無事塩山駅にもどり解散、グルメの部へと進む。

2.グルメの部

 塩山駅で解散後、なぜか山梨市駅に移動。グルメの部(単なる飲み会)を目指して疑問と期待と不安を抱きながら山梨市駅から歩いてちょうど10分?でお店着。顔の広い飯野君の紹介の店。山梨市にこんなおしゃれな店が、というほどの都会風の“居酒屋ダイニング”(と書いてあった)おごっそお(O’GOSSO)という店。
 “おごっそお“とは甲州弁でごちそうという意味であることはご存知の通りです。17:30開店のお店を早々と16:30に開けていただいた。お任せで出された料理はどれも個性的、実においしいものでした。まぐろのカルパッチョ、カレイとキンメダイのから揚げ、ハムの薄切りが印象的だった。いつもの居酒屋と違い、これぞグルメの部であった。ビール、赤ワイン、焼酎もすべておいしかった。
 この飲み会はいつもたくさんの話題が飛び交い、何を話したのかよく覚えていないことが多い。今回の話題のひとつを紹介します。
 「山ガールのパンストのような薄いタイツは登山には危ないよね」という話しからすぐに飛んで「昔のらくだのももひきとシャツは暖かくてよかったねえ」「ところでらくだのももひきって、材質は本当にらくだの毛なのかねえ」「当然らくだだよ」と「色が似ているかららくだと言っただけで材質は純毛ではないの」と意見が分かれた。すかさず野田君、i-Mode で検索、調査。結果は、本来は、らくだの毛から作られたようで、軽くて保温性のある高級品だったとのことです。その後安価にするためにウール(羊毛)との混紡品も出てきたようです。最近では、キャメルの毛布が高級品として売れているようです。あるお店の紹介のページにらくだの毛の特徴について下記のような説明があった。
 “ラクダには、ひとこぶラクダとふたこぶラクダの2種類がいます。ひとこぶラクダは毛が短く太いので、高級な原毛はほとんど取れません。一方、ふたこぶラクダは夏の気温が45度に達し、冬はマイナス30度まで下がるモンゴル地区・中国新疆地区の激しい自然環境に生息しています。そのため、このふたこぶラクダから取れる原毛は良質で、極めて細く、長く軽くフワフワした感触で優しい波動を出すのです。まさにふたこぶラクダにとって、このうぶ毛は生き抜くために必要な天然繊維。その貴重な原毛で作られたキャメル屋の布団は、厳しい環境に耐えるふたこぶラクダのパワーと、ラクダの穏やかな優しい性格とで、素晴らしい波動をだし、ほっとする暖かさと安らぎを与えてくれます。”

 

感想

 山梨との合同ウォーキングも笹子峠、岩殿山に続いて今回が3回目。多数の参加者が集まり、いろいろな話しをしながら常に楽しい雰囲気の集まりである。東京は今回が60回目、もう5年も続いている。山梨も独自に今年から初めて8回目。
 44会の健康志向、仲間意識はどんどんと深くなっていく。なぜこんなに長続きするのだろうか、とよくみなで話す。“とにかく楽しい”という単純な理由なのだろう。山梨と東京の仲間がもっともっと近くなっていくことを今後も期待しています。山梨にも東京にも歩く場所はまだまだたくさんある。いっしょに歩き、いっしょに飲んで食べて、健康を求めていきましょう。

上泉義朗

Photo by J.Yamamoto

Photo by N.Haga