第71回44ウォーキング(2013年第9回)

日時:2013年9月28日(土)11:00~
場所:伊勢原市・大山阿夫利神社下社
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (12名)
峯川文江、飯島信夫、芳賀直行、芳賀のぞみ、古屋美代、
飯野俊雄、野田進、中島直樹、杉本恭子、磯貝達男、
堀口修、上泉義朗
2.グルメの部
  (11名)
 

内容

1.ウォーキングの部

 天気はまさに秋晴れ。暑くもなく、寒くもなくいい季節になった。小田急線伊勢原駅に11時前に集合。駅前で昼食用の食料を買い、予定通り11:05のバスに乗った。意外と混んでいた。大山ケーブル乗り場手前のバス終点に11:25着。準備運動のストレッチを少しして計12名で11:35出発。
 出発前の記念撮影は、ちょうど通りかかったインド人3人組にお願いをした。その3人のインド人は、日産の社員で昨年12月から1年間の研修のために厚木にある日産テクニカルセンターに来ているとのこと。設計エンジニアでインドにある日産の工場で働く社員。
 ケーブルカーには乗らず、阿夫利神社下社を目指して女坂を登った。阿夫利神社までの道は女坂と男坂のふたつのルートがある。女坂の方が少しなだらかで途中、女坂七不思議というのがありそれを探しながら歩くという楽しみもありそちらを行くことにした。ちなみに七不思議とは、次のとおり。

 その1 弘法の水
 その2 子育て地蔵
 その3 爪切り地蔵
 その4 逆さ菩提樹
 その5 無明橋(むみょうばし)
 その6 潮音洞(ちょうおんどう)
 その7 眼形石(めがたいし)

 その6のみ、急な階段の途中にあったようで通り過ぎてしまったようだ。他はすべて確認できた。意外と険しい登り坂で、ほとんどが石の階段。但し、きちっと整った階段ではなく高さも並びもかなりバラツキがあり、油断ができないもの。慎重に一歩一歩登った。途中、大山寺に12:05着。昼食休憩とした。各自おにぎり等の昼食。漬物、なし、チョコレート、信玄飴の指しれをいただいた。
 この大山寺は、「大山不動さん」と呼ばれ、山号を雨降山といい755年奈良東大寺の別当良辯僧正が、父母の孝養のために建てたといわれている。本尊不動明王・矜迦羅童子・制吁迦童子の三体は、珍しい鉄像で、1270年頃大山寺中興の祖、願行上人作と伝えられ、国の重要文化財である。他に782年~897年の木造不動像をはじめ多くの仏像がある。
 12:40大山寺を出発し、最後のきつい登り階段を登った。途中、鹿の親子連れ3頭に出会った。少しようすを見ていたと思ったら突然登山道に出てきて急速で目の前を横切っていった。迫力がある光景であった。13:05阿夫利神社下社着。
 阿夫利神社は、第10代崇神天皇の頃(紀元前97年頃)の創建と伝えられ、山頂に本社、標高700メートルの中腹に下社がある。「大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)」「大雷神(おおいかずちのかみ)」「高おかみ神(たかおかみのかみ)」を主祭神とし、大山山頂に立つ本社に祀られている。源頼朝をはじめ、多くの武将に厚い崇敬を受け、江戸時代には庶民の信仰を集め大山参りが盛んになった。山野の幸をつかさどる水の神・山の神として、また、海上からは羅針盤をつとめる海洋の守り神、さらには、大漁の神として信仰を集めると共に、庶民信仰の中心として、今日に及んでいる。
 いい天気で、相模湾、江の島も見ることができた。境内で大山名水「神泉」をいただき、石のテーブルを囲んで12名で談笑。大福餅、信玄棒、チョコレート、おせんべい等の差し入れをいただきながらいろいろな話題が続く。突然、砂糖の話題になり盛り上がった。白砂糖と黒砂糖、黒糖、三温糖は何が違うのかという話し。芳賀君のスマホと野田君の携帯(らくらくフォン)で調べてさらに話しは続き、時間はすぐに過ぎてしまった。砂糖の分類について、調べた結果を次に示します。

"砂糖は製法により含蜜糖と分蜜糖に大別されます。 「含蜜糖」は原料のさとうきびなどの絞り汁をそのまま煮詰めたもので、代表的なものに黒砂糖があります。精製していないのでミネラル分を多く含みます。 「分蜜糖」はさとうきびなどの甘み成分(蔗糖)だけを取り出し、精製して作ったもので、代表的なものは白砂糖やグラニュー糖です。精製過程でほとんどのミネラルは除かれてしまいます。 三温糖は白砂糖やグラニュー糖を取った残りの蜜をさらに煮詰めて作ったもの。加熱を繰り返す過程でカラメル化し、褐色に色づきます。三温糖の「三温」はこの加熱からきています。色がついているので黒砂糖の仲間と間違いやすいのですが、白砂糖の仲間で、ミネラル量もわずか。三温糖は成分的には白砂糖とほとんど変わりませんが、味にコクがあり、うま煮やつくだ煮、また、パン、菓子類の色付けに使われます。"

 14:10下社を出発。帰りは男坂を下ることにした。急な階段の下りで、登りよりさらに慎重に一歩ずつ降りた。かなりひざにきている。筋肉痛になるかどうか。何とか無事に追分社に14:35着。おみやげ店が並ぶコマ参道を抜けてバス乗り場に15:15着。本日のウォーキングはきつい登り、下りで計約6Kmで終了。15:42のバスに乗り伊勢原駅に向かった。

2.グルメの部

 伊勢原駅前の居酒屋「GEN」を予約しておいた。早い時間から開店していて、地元の食材を使った料理、地酒もあるとのことでこの店を選んだ。
 16:10スタート。料理はおまかせで、まさに伊勢原で採れたという地野菜、大山の豆腐、相模湾で獲れた魚の刺身とマグロ竜田揚げ、地場の肉としてとん漬け(豚肉の味噌漬け)他。お酒は地酒の純米酒「大山」。ビールで乾杯後、この地酒を一升瓶で注文。その後はカリフォルニアの赤ワインをボトルで2本。やはりたくさん飲む仲間である。
 飲みながらの話題は、今回もたくさん。2時間以上も話していて何を話していたのか1日経つと忘れてしまう。ひとつの話題は久しぶりの甲州弁。今でも甲州弁ネイティブの美代さんの指導で皆、思い出したり、そんなことばは使ったことはないという話しも。「ごっちょ」「ぶっさらえ」「わにわにしちょし」「つっぺる」等は難しいというか、甲州弁の中でもあまりポピュラーではないようである。もうひとつ、甲州弁独特のイントネーションのことばも話題になった。たくさん出てきて覚えていません。どんなことばでしたっけ?ネイティブの美代さん。18:40終了。2時間半のグルメの部でした。

感想

 今回初めて私の地元でのウォーキング。皆さん遠くからの参加で申し訳ないと思いつつ、ご希望もあったので計画しました。紅葉にはまだ早かったのですが、美しい緑の自然を満喫できたと思います。山の景色、神社、仏閣等日本のいい所かと思います。金木犀の花の香りになぜかうっとりしていた飯野君。予想外に険しい登りと下り。しかもほとんどが石の階段で、これはよかったのかきつかったのかわからないが、「階段の登りなんて聞いてなかったじゃん」という意見も。それでも全員無事にけが等なく降りることができてよかったです。筋肉痛になる人がいるかどうか、後日確認してみたいと思います。参加者の皆さんぜひ、ご連絡ください。
 今回は地元の開催だったため、飲み会が終わって、私は30分後には自宅に帰ることができました。いつも都内で飲んだ後は1時間半から2時間かけて帰宅するため、家に着く頃、酔いはすっかり醒めています。今回はだいぶ酔ったままの帰宅でした。

上泉義朗

Photo by N.Haga