第77回44ウォーキング(2014年第2回)

日時:2014年2月22日(土)13:30~
場所:曽我梅林と小田原城
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (9+1名)
飯島信夫、中島直樹、堀口修、磯貝達男、飯野俊雄、
野田進、金丸康孝、福嶋幸市、上泉義朗
+早川睦己(河野良君の知人)
2.グルメの部
   (10-3名)

内容

1.ウォーキングの部

 午後1時半、JR御殿場線下曽我駅に集合。実際には1時13分着の電車でまず8名が集まり、バイクで来た堀口君が合流、1時25分スタート。途中中島君が合流して計10名。何と初めての男子(おじさん)のみのウォーキングとなった。さらに今回初めてのことがもうひとつ。誠に残念ではありますがお疲れ様です。また次からよろしくお願いします。
 曽我の梅林は、中河原、原、別所の各梅林からなり、約35,000本の梅の木が植えられているとのこと。また、この地は、日本三大仇討ちのひとつ「曽我物語」の主人公、曽我十郎、五郎兄弟の育った場所としても有名です。今年の曽我梅林梅まつりは、当初3月2日まででしたが、延長して3月6日までとなったようです。
 まずは、下曽我駅から10分歩いて「中河原会場」へ。種飛ばし競技が終わったところでした。こじんまりした梅林でした。次は「原会場」と「別所会場」へ。寒そうな気配でしたが、少し歩いて暑くなり、汗ばむほどになり、着ていたコートを脱ぎました。途中、宗我神社の大きな鳥居があった。地名は曽我で神社は宗我。神社はさらに奥の方に見えたので 「だいぶ先の方だから行くのはやめよう」 磯貝君:「これはウォーキングの会なのだから歩こうよ」 全員「はい」 となって神社に向かって歩き始めた。午後2時着。境内で少し休憩。金丸君からの舟和のまんじゅうの差し入れをいただいた。
 インターネット情報によると、
 "宗我神社は、曽我祐信が再興したとされる曽我郷六ヶ村(上曽我、曽我大沢、曽我谷津、曽我岸、曽我原、曽我別所)の総鎮守で、江戸時代には小沢明神と呼ばれていました。長元元年(1028)曽我播磨守保慶の建立で、曽我氏の祖先を祀った神社といわれています。明治に入り、六ヶ村それぞれの鎮守をこの社に合祀し、新たに宗我神社となりました。現在の社殿は、大正12年(1923)関東大震災後に復興したものです。"
 宗我神社の御神木は鳥居の横にあるケヤキの大きな木。御神木の上に鳥の巣のような寄木(やどりぎ、宿木)があった。やどりぎは「ぶな」や「みずなら」、「けやき」、「さくら」などの落葉広葉樹に寄生、高さは50~80センチでで2~ 3月頃に黄色い花を咲かす。落葉樹が葉を落としている冬にやどりぎだけは地に根も付けないで青々とした葉をつける。常緑小低木のやどりぎは「寄生木」や「宿木」とも書き、寄生性の樹木。種子を鳥が食べ、粘着性のある糞が木の幹や枝に貼り付き分布を広げ木の幹や枝で芽吹くとのことです。
 原梅林、別所梅林は一面の梅の木でその数はさすがに多かった。種類は「十郎」と「白加賀」「紅梅」。枝垂れ梅もあった。白とピンクの梅の花はもうすぐ暖かい春が来ますよ、と伝えているかのようでした。特に別所梅林の「枝垂れ梅」は見ごたえのある、美しいものでした。

  

⇒写真はこちら(OneDrive)にもあります。Photo by Y.Kamiizumi

 別所梅林を散策後、なぜか近くにあった「小田原牧場アイス工房」へ。列に並んでアイスクリームを食べた。黒ごま、ラムレーズン、苺ミルフィーユ、ティラミス、アーモンドクランチ等が人気のようでした。ちなみに自分はアーモンドクランチを。
 午後3時10分アイス工房を出発し、国府津駅に向かい、3時50分駅着。ここで2名は帰路へ。次は小田原城の梅を目指して、JR東海道線下り16:02に乗車。小田原駅下車、歩いて10分で小田原城着。城内の梅は「白梅」と「紅梅」でそれほど本数は多くなかった。
 小田原城では今、史跡発掘調査が行われていました。平成22年度から調査が開始された、史跡小田原城跡御用米曲輪です。平成25年度の発掘調査において、全国的にも例のない池や切石敷きの庭園などが新たに発見されました。多くの建物跡の存在も明らかになり、戦国期小田原城の中心のひとつが御用米曲輪周辺にあった可能性が高まったとのことです。二の丸の表門にあたる銅門(あかがねもん)には皆、興味大でした。扉の飾り金具に銅が使われているためその呼び名がついたとのこと。また、梁は、太い松の木で表面は全面がくぼみ状に削られていました。このくぼみの目的は何か。単なる装飾のための細工か、または何か目的、強度向上等があるのか。調べてみたいと思いました。
 城内を散策後、小田原駅方面にもどり、グルメの部の店の前に午後4時57分着で本日のゴール。本日の歩行距離は11Km。

2.グルメの部

 小田原駅東口近くの居酒屋「金時」。魚料理中心の人気の店らしい。5時開店の3分前に入店、いい雰囲気の店だった。ひじきのお通しの後、つまみは魚のかま、手作りさつまあげ、刺身盛り合わせ、肉じゃが、魚の竜田揚げサラダ、手作りめんちカツ。お酒は、生ビールで乾杯後は日本酒。
 全国の日本酒を飲み比べようということになった。八海山(新潟)、箱根山(神奈川)、景虎(新潟)、開運(静岡)、立山(富山)、獺祭・だっさい(山口)、天狗の舞(石川)、刈穂(秋田)の計8種。一番人気は、立山、人気のなかったのが地元の箱根山。日本酒は、お米のワインでありそれぞれ個性のある味で、楽しめるものであることがあらためて分かった。箱根山以外はすべて常温で飲んだ。日本酒の味は燗をつけてしまうと分からなくなってしまうため、常温で飲むべきだ、という話をきょうは聞きました。
 おいしいおつまみとともに、味のあるお酒を仲間といっしょに楽しく、にぎやかにいただくということは、健康のためのひとつの秘訣だと思います。隣の席で飲んでいた女性3人組、山ガールから声をかけられた。ナンパ?
山ガール:「どこの山に行ってきたんですか」
44会おじさん:「山ではなく、曽我梅林に梅見に行ってきました」
山ガール:「楽しそうな仲間だったので、声をかけてみたくなりました」
44会おじさん:「63歳の高校同期の仲間です」
山ガール:「またいつか、どこかの山で会いましょう」
44会女子たちの顔が浮かび、それ以上の話、連絡先の交換はやめ、グルメの部終了としました。

感想

 御殿場線下曽我という、東京方面からはかなり遠く、ほとんどの人が2時間、3時間をかけて集合。自分は逆にいつもより近く、自宅から1時間。天気がよく、おじさんばかりとは言え、10名も集まってよかったです。
 先週と先々週の大雪を考えると今週はいい天気で幸いでした。ふるさと甲府は、史上最大の大雪でたいへんでした。そのために帰郷した仲間もいる。ボランティアで雪かきに行ったという話(磯貝君)も聞きました。他の44会の仲間、特に下九のように山の中の出身者の家はどうだったのだろうか?と多くの心配の声もありました。早く暖かくなり、雪が融け、春が来ることがいつもより待ち遠しい思いです。来月は、春が近い、桜見ができるといいと思います。

上泉義朗

Photo by Iino