第84回44ウォーキング(2014年第9回)

日時:2014年9月27日(土)13:30~
行程:目黒駅~国立科学博物館附属自然教育園~有栖川宮記念公園~六本木
参加者(敬称略、順不同):
1.ウォーキングの部
  (13名)
中島直樹、川島芳子、磯貝達男、飯野俊雄、河野良、
峯川文江、上泉義朗、杉本恭子、藤江賢治、川東厚子、
芳賀直行、野田進、芳賀のぞみ
2.グルメの部
  (13-4名)

内容

1.ウォーキングの部

 午後1時半目黒駅集合。1時45分出発。1時55分本日の最初の目的地である国立科学博物館附属自然教育園に入園。入園料310円。都心にこれほど自然がたくさんあるのは意外とも言える。過去にも都心の緑の多い公園や庭園、植物園に行っているが、ここはまさに自然のままである。
 この教育園は港区白金台、目黒駅より徒歩9分という立地条件にありながら、自然の面影を残す数少ない森。元は400~500年前の中世の豪族の館から始まったとされ、江戸時代には高松藩主松平頼重の下屋敷、明治時代には陸海軍の火薬庫、大正時代には宮内庁の白金御料地と歴史を重ね、通常一般の人々が中に入ることができなかったために、まれに見る豊かな自然がここに残されたとのこと。
 1949年に全域が天然記念物および史跡に指定されると同時に、国立自然教育園として一般に公開されるようになり、その後、1962年に国立科学博物館附属自然教育園となった。
 一般的な植物園や庭園と違い、自然の移りゆくまま、できる限り自然の本来の姿に近い状態で残そうという独特の考え方の元で運営されているため自然のままである。
 約1時間半の園内散策後、自然教育園出口近くのベンチで休憩、記念写真。差し入れとして、くるみ黒糖、グミ、塩せんべい、ぶどうをいただいた。
 教育園を出て、外苑西通り、通称プラチナ通りを北に向い、広尾の有栖川宮記念公園へ。ここも自然の緑も多く、若いカップルの散歩道。さらに北上し、六本木を目指した。途中中国大使館前を通過。前後の道路には警察官が多数で警戒していた。かなりの人件費の出費を感じた。
 六本木ヒルズの毛利庭園、イベント広場に行った。福島支援のイベントをやっていて、多くの食材を販売していた。その中で、峯川さんが喜多方ラーメンのつめ放題にチャレンジ。500円で17袋を獲得。商売にならないのかもしれない。
 毛利庭園は、その歴史は、およそ350年前の江戸時代に遡る。 慶安3年(1650年)、毛利元就の孫、秀元が甲斐守となり、麻布日ヶ窪の地(現在の六本木六丁目他)に上屋敷を設け、その大名屋敷の庭園として誕生。その後、元禄15年(1702年)、吉良邸討ち入り後、赤穂浪士岡島八十右衛門ら10人が毛利家に預けられた。嘉永12年(1849年)、のちに明治時代の陸軍大将となる「乃木希典」が、長府藩上屋敷の侍屋敷に希次の三男として生まれ、幼年期9年をこの「日ヶ窪屋敷」で過ごした。昭和18年3月、「毛利甲斐守邸跡」として旧跡指定(現東京都旧跡)を受け、昭和27年3月にはニッカウヰスキーの東京工場となり、昭和52年には、テレビ朝日が当地を取得。池はニッカ池と通称されていた。
 その後、平成10年に六本木六丁目地区市街地再開発組合が設立され、平成12年4月に、再開発事業の着工。平成15年4月に「六本木ヒルズ」がオープンし、現在の「毛利庭園」として誕生したという歴史です。
 ニッカ池は毛利池となり、その池には宇宙飛行士毛利衛さんらにより10,000匹の宇宙メダカが放流されている。スペースシャトル「コロンビア」内で向井千秋さんらが行なった実験で、脊椎動物として初めて宇宙で誕生したメダカの子孫とのことです。これは貴重なメダカであり、宇宙に行ってきたメダカとここでお目にかかれるとはうれしい次第でした。宇宙メダカは自然のメダカとの交配は禁止されていて、ここ毛利池は外部河川とつながっていないため放流が許可されたとのこと。
 六本木ヒルズを出て、午後4時45分六本木交差点着。本日のゴールとした。歩行距離8.5Km。

2.グルメの部

 六本木の「わん」にて午後5時10分スタート。先月の鎌倉「わん」に続いて同じ店である。
 生ビールでの乾杯の後は、きょうは日本酒「妙高山」となった。常温での日本酒はおいしい。今回もお通しの野菜サラダがおかわり自由とのことでよかった。
 前回の鎌倉「わん」と共通のおつまみとして食べたものは以下の写真の通り。

(a) (b) (c)
(d) (e)

(a)お通しサラダ おかわり自由
(b)鶏唐揚げ
(c)スパイシースティック 魚のすり身を揚げたもの
(d)おたふくオムレツ
(e)宇治抹茶白玉ミニパフェ

 他に、枝豆、秋刀魚カルパッチョ、カシューナッツと野菜チップス、軟骨から揚げ、ピリ辛たたき胡瓜、手づくりチーズつくね、冷奴、餅入り海老真丈の炙り焼き、石焼ご飯、宇治抹茶アイス

 今回もグルメの部(飲み会)での話題は多種多様、どんどんと変わって、進んでいった。帰りにはもう、きょうは何の話しをしたっけ、と忘れてしまう。
 しかし今回は記録を取っていた。 主な話題は以下の通り。

1.すすきとかや
 世界大百科事典 第2版の解説によると、カヤ【カヤ(茅∥萱)】は、ススキ、オギ、チガヤなど。主として屋根をふく材料に用いられるイネ科の植物の総称とのこと。よって、すすきは、かやの一種というこになります。

2.秋の七草
 萩(はぎ)、薄(すすき)、桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、葛(くず)、藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)

3.お酒の燗の種類
 確かに、下記のような種類があるようです。

4.大正三美人
 3人目としては、資料によって、江木氏または林氏が挙げられている。
○九条武子(1887年 - 1928年)
 旧姓・大谷武子。1887年、京都西本願寺・大谷光尊の二女として生まれる。1909年、男爵・九条良致と結婚。才色兼備の歌人として知られた。

○柳原白蓮(1885年 - 1967年)
 北小路資武と結婚したがほどなく離婚。九州の炭鉱王・伊藤伝右衛門と再婚したが、宮崎龍介との駆け落ちした白蓮事件で話題をふりまく。1923年、宮崎と結婚し、情熱的歌人として知られた。菊池寛 の小説『真珠夫人 』や映画『麗人』のモデルとなり、2014年連続テレビ小説の「花子とアン」で葉山蓮子として描かれる。

○江木欣々(1877年 - 1930年)
 新橋の芸者で、法律学者・江木衷と結婚し、社交界で名を知られた。江木と死別した後の1930年、異父弟・早川徳次の家で縊死。

○林きむ子(1884年 - 1967年)
 彫の深い面立ちで背も高く豊満な美人。また華族でなく芝の料亭の娘だった。その美貌に一目ぼれした富豪の代議士と結婚して6人の子どもの子育てのかたわら、仏英和女学校、女子美術、神学校などの三つもの学校に通い、高い教養を身につけた。

5.幼稚園から社会人生活の中で最高の思い出はいつ
 結果としては、幼稚園から社会人生活まで多様でした。内容は、書き切れないくらいの量があります。みなさんで想像してください。

 「わん」を出て、「まだ8時半とは早いじゃん、お茶でも飲んで行くけ」と六本木交差点のアマンドへ。ここから家まで1時間半以上かかることを考えたがすぐ無視してしまい喫茶へ。コーヒー、リングシュー、宇治金時かき氷、マンゴーかき氷、バルミエ&キッフェル等。
 ここでも話題はどんどんと飛ぶ。おもしろいい話題のひとつとしてまだ開発中だが注目されている自動運転の車。もしこの車に乗ったら何をするか。"本を読む""眠る"という意見の次に"いちゃいちゃする"と当然のごとく意見を述べたのが44会のおかあさん。皆で笑いころげた次第です。

感想

 久しぶりの10名以上の参加者となった。暑くもなく寒くもないいい陽気の季節である。今年は残暑もほとんどなく、あっという間に秋になった。ということはこれからすぐに年末、冬になってしまうのだろう。時の過ぎゆく速さをつくづく感ずる年頃である。

上泉義朗

自然の中で癒される都会の人々

自然公園にて

麻布、天現寺陸橋

デング熱、何のその!

有栖川記念公園

中国大使館

六本木からの東京タワー

テレビ朝日の散策コースにて

ラーメン詰め放題に興じるメンバーの面々 

六本木交差点、アマンド前で集う人々

Photo by N.Haga