内 容
1.ウォーキングの部
午後1時半、京王線高幡不動駅集合。雨が心配だったが朝から晴れて、暑ささえあった。12名が集まり、1時40分出発。
まずは高幡不動尊へお参り。山号寺号は、高幡山金剛寺で真言宗智山派別格本山。京都智積院を総本山とする関東屈指の古刹であり、高幡不動として知られている。
この金剛寺は土方歳三の菩提寺。新選組土方歳三は武州多摩郡日野宿石田村生まれ。近藤勇・土方歳三両雄の碑や、土方歳三の銅像、また大日堂には土方歳三の位牌や新選組隊士慰霊の大位牌等、更に奥殿では歳三の書簡ほか多くの新選組資料が展示されている。イケメンの土方歳三の銅像は人気であった。
高幡不動尊の歴史は大宝年間(701)以前に創設された、あるいは奈良時代に行基菩薩が開基したとも伝えられているが、1100年も前、当時の清和天皇が当地を東関鎮護の霊場とする勅願によって、平安時代初期に慈覚大師円仁が、山中に不動堂を建立し、不動明王を安置したのに始まった。
建武2年(1335)8月4日夜の大風によって山中の堂宇が倒壊し、時の住僧儀海上人が康永元年(1342)現在の場所に移し建てたのが、今見る不動堂。関東では特筆する古文化財で、続いて建てられた仁王門とともに国指定重要文化財に指定されている。不動堂の本尊、重文丈六不動三尊は古来日本一と伝えられる総重量1100kgを超えるもので、平成14年春、千年ぶりの修復作業が完了した。安永8年(1779)火災に遇い、門末三十六ケ寺を従え関東地方屈指の大寺院であった金剛寺も大日堂をはじめ大師堂、山門、客殿、僧坊等を一挙に焼失してしまった。復興は徐々に行われきたが、特に戦後、仁王門、不動堂の改修から殊に昭和50年代から五重塔の建設、宝輪閣、奥殿の新設など境内の充実には目を見張るものがある。
高幡不動尊を後にして、多摩動物公園に2時20分着。おとな入園料は600円。ただし65歳以上は半額の300円。きょうの参加者も64歳と65歳といる。この1歳は大きい。
多摩動物公園は、第2次大戦が終わってから、上野動物園の入園者数が増加し、第2の上野動物園構想が持ちあがった中で、1958(昭和33)年に誕生した。柵がないことを観覧の基本とした日本で最初の動物園。50haを超える世界屈指の広さを持ち、豊かな自然の中でたくさんの希少な動物たちが暮らす多摩動物公園は、その歴史の中で、世界初のライオンバスや昆虫生態園など、今ではどこでもやっているような工夫をパイオニアとして重ねてきた。園内には「野生生物保全センター」を設置しており、トキやニホンコウノトリなど希少動物の保護増殖にも積極的に取り組んでいる。
広い園の中、見たい動物はたくさんいた。見た順に、ライオン、ペリカン、キリン、アフリカゾウ、フラミンゴ、シマウマ、コウノトリ、トナカイ、カンガルー、コアラ、オランウータン、テナガザル、トラ、アジアゾウ、サイ、オウム、ニホンジカ、ヤギ、バク。他にもたくさんいたが見きれない。動物が、できるだけ自然の中に住んでいるという感じであった。子供たちと全く同じように動物を楽しむ65歳のおじさん、おねえさんでした。
午後4時25分動物園を後にして高幡不動駅へ歩いて戻った。一部の人はモノレールに乗りたくて乗って戻った。高幡不動駅着午後4時50分、本日のウォーキングはここで終了。本日の歩行距離は9Km。
2.グルメの部
高幡不動駅前の「天狗」。ちょうど10人用の座敷の席。5時15分ビールで乾杯。意外と蒸し暑い中を歩いたためビールがおいしかった。
乾杯の後は、ビール、ハイボール、赤ワイン他。食べ物は盛りだくさんでみなよく食べる。じゃこサラダ、枝豆、冷やっこ、たこぶつ切り、たこ薄造り、牛カルビ、さんま塩焼き、さんま刺身、焼き鳥、甘海老唐揚げ、げそ天ぷら、出し巻き玉子、フライポテト。
本日もたくさんの話題の中でひとつだけおもしろかったことが、おはぎとぼたもちの違い。意見としては、もち米が半殺しか全殺しの違い、こしあんかつぶあんの違い等が出たがどれも不正解。正解は、牡丹の季節、春のお彼岸に食べるのがぼたもち、"牡丹餅"で、萩の季節、秋のお彼岸に食べるものがおはぎ、"お萩"。以上、中島君からの説明でした。
また同時に話題となったことが"半殺し"と"皆殺し"または"全殺し"。中のもち米を完全に搗いて(ついて)お餅にしてしまうのを皆殺し、もち米のつぶを残して搗いたもので作るのを半殺し。落語のネタにもなっている話しです。午後8時終了。
感 想
夏も終わり、いよいよ涼しくなり秋である。暑さも寒さもない、いい陽気の季節である。運動もたくさんして、おいしいものをたくさん食べて、お酒も飲み、心身ともに健康を求めるいい時期である。
44会ウォーキングはそのための絶好の機会である。もっともっと多くの同級生に参加して欲しいとあらためて思います。
このウォーキングも大台の100回目まであと3回。もう一息ですが油断せずにがんばりましょう。
上泉義朗
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