第102回 44ウォーキング(2016年第1回)

○日 時 : 2016年1月23日(土)13:30~

○行 程 : 目黒駅から山手七福神巡り

○参加者 :
 1. ウォーキングの部 8名
       金丸康孝、上泉義朗、川東厚子、杉本恭子、野田進、
       芳賀直行、福嶋幸市、峯川文江
 2. グルメの部 8+1=9名
       堀口修


Photo by N.Haga, Y.Kamiizumi, O.Horiguchi ...more

内 容

1. ウォーキングの部

 午後1時半、JR目黒駅集合。当日の天気予報は夕方から雪とのことだった。しかし、都内は予報が外れ、湾岸低気圧がだいぶ太平洋側にずれ、雨も雪も降らなかった。気温は今年最大の寒気団の影響で朝からだいぶ低かったが午後からは意外と寒さは感じなかった。
 目黒駅を午後1時40分出発。目黒界隈の「山手七福神」巡りのウォーキング。以前、新宿近辺の「新宿山手七福神」を歩いたことがあるが、ここ目黒は「元祖山手七福神」または「江戸最初 山手七福神」と呼ぶらしい。この七福神は江戸城の裏鬼門守護のために建立され、将軍の鷹狩りの際に参詣した「目黒の不動堂(龍泉寺)」の参詣道筋に設置された江戸時代から続く江戸最初の七福神巡りとのことでそのように呼ばれれようである。目黒駅をはさんでJR山手線の東西方向、目黒通り沿いに各3か所計6か所(下記)である。

恵比寿:滝泉寺(目黒不動)
 右手に釣竿、左手に鯛。商売繁盛、多幸をもたらす日本古来の民族神。
弁財天:蟠竜寺ばんりゅうじ(岩谷弁天)
 インドの水の神。智慧、弁才、財をつかさどり、音楽、芸術の上達にも御利益あり。
大黒天:大圓寺
 右手には打出の小槌、左肩には大袋。インドの神で五穀豊穣、実りの神様。
福禄寿/寿老人:妙圓寺(白金妙見)
 福禄寿は幸福、財産、長寿の神様です。寿老人は学芸、智慧、長寿の守護神。
布袋尊:瑞聖寺
 太鼓腹したにこやかな神様。豊かな暮らしと円満な家庭の守護神。
毘沙門天:覚林寺(清正公)
 インドの神様で、災難除けの福徳を授けます。別名、多聞天とも呼ぶ。

 覚林寺から回ると無病息災・長寿祈願の御利益があるとのことだったのでその方向から巡った。寒い中でも歩けばたからだが暖まる。これが健康にはいいと思います。
 ふたつ目の瑞聖寺には梅の花が咲いていた。小休止をして、チョコレート、くるみゆべしの差し入れをいただき、梅の木の前で記念写真。午後3時、目黒駅に一度戻り、トイレ休憩後駅から急な坂、行人坂を下って目黒駅西側のあと3寺を巡った。途中、目黒といえば雅叙園の前を通過。
 ここで雅叙園の歴史について話題になった。目黒雅叙園は創立以降その所有者は何度か変わっている。その変遷は以下の通り。

1931年(昭和6年)
 石川県出身の創業者・細川力蔵が「目黒雅叙園」と名付けた料亭を開業した。東京府荏原郡目黒町大字下目黒字坂下耕地一帯および岩永省一邸として記録された建造物を入手し、増改築を進めて開業。これは、日本国内最初の総合結婚式場でもあった。
2002年(平成14年)創業者・細川力蔵亡き後
 運営会社(合資会社雅叙園として同族による経営)であった雅秀エンタープライズが経営破綻し、外資ファンドのリップルウッド・ホールディングスに買収された。雅秀エンタープライズは、現在の株式会社目黒雅叙園として再建された。
2004年(平成16年)5月
 ワタベウェディングがその株式の66%を取得して傘下におさめた。
2005年(平成17年)1月
 ワタベウェディングは残り34%も取得(合計100%)、目黒雅叙園を完全子会社とした。
2009年3月16日
 7つの座敷棟宴会場の内の4つは、東京都指定の登録有形文化財(建造物)に登録された。「十畝(じっぽ)の間」、「漁樵(ぎょしょう)の間」、「草丘(そうきゅう)の間」、「静水(せいすい)の間」、「星光(せいこう)の間」、「清方(きよかた)の間」、「頂上(ちょうじょう)の間」、計7つの中から4棟の座敷棟が登録された。
2014年8月
 森トラストが目黒雅叙園及びアルコタワーなど施設のすべてを所有するローンスターから買収。(ここが複雑でわかりにくいが、ワタベウェディングは結婚式場経営権を100%取得したが、土地建物の所有権はローンスターが持っていたようである)
2015年1月
 森トラストが米投資会社ファンドのラサール・インベストメント・マネージメント・インクへ転売。円安の関係で、この売却にて森トラストは130億円の利ザヤを得たとのこと。

 七福神7か所目の締めは通称目黒不動尊、滝泉寺。大きなお寺で、節分祭の準備がすでに行われていた。恵比寿様のにこやかなお顔を拝んで午後4時過ぎ、本日の七福神巡りは完了した。記念写真を撮り(お寺の警備員にシャッターをお願い)、帰路へ。目黒駅西口に4時35分着。本日のウォークはここで終了。歩行距離7Km。

2. グルメの部

 目黒駅西口の「天狗」にて午後4時45分ビールにて乾杯。その後は焼酎となった。つまみ類は多種多様。厚揚げ、鶏唐揚げ、じゃこサラダ、とうもろこし揚げ、牛ステーキ、きのこ、水餃子、揚げニョッキ、お新香、肉豆腐、だし巻き玉子、軟骨串、ねぎとろ、黒チャーハン。きょうもよく食べ、よく飲んだ。本日の話題もたくさんあったが、覚えているのは今後の44会ウォーキング計画についてと店の若い女性店員の出身地の話。
 ウォーキングの当面の計画としては、3月に山梨と合同で勝沼の桜とワインを求めて、その後は、千葉方面、大山登山、甲府京島さんの畑、三浦のまぐろ食べ歩き等。中期的には66歳で温泉一泊ウォーキング、70歳での豪華ウォーキング旅行等。他にもたくさんの希望があると思います。ぜひいい案を提案してください。
 もうひとつ、女性店員の出身地は何とスリランカ(旧国名セイロン)。その首都はコロンボだと皆思っていたが、1984年にスリジャヤワルダナプラコッテに移転されている。この名前は簡単には覚えることができず何度も聞きなおしたところ、スリ・ジャヤワルダナ・プラ・コッテと4つのことばから成っているとのこと。「スリ(聖なる)・ジャヤワルダナ(第2代大統領名)・プラ(街)・コッテ(元々のこの街の名前)」と教えていただいた。さらに話題としてはミャンマー(旧国名ビルマ)の首都もヤンゴンからネピドーに遷都したことがあまり知られていないという話。
 午後7時過ぎに終了し、少し時間が早いということで、飲んだ後のスイーツに挑戦。ケーキがおいしいという珈琲茶館 集(こーひーさかんしゅう) 目黒店へ。それぞれコーヒー、ケーキをいただいた。 期間限定の「旬摘み珈琲」キリマンジャロ980円はなかなかのいい香りであった。ちなみに自分はそのコーヒーとモンブラン。980円という高価なコーヒーはそうめったには飲まない。午後8時15分解散となった。

感 想

 本年1回目の44会ウォーキング。すでに100回を過ぎて新たな歴史に入っている。天気予報では雨または雪でかなり冷え込むとのことだったが8名が集まった。この山手七福神は割と近い距離にありのんびりと歩くことができた。幸いにも雨も雪も降らず、寒さもそれほど厳しくならずよかった。いつものように楽しく飲んで、食べて健康を求めている。どこまで続くのか、44会ウォーキング。今はまだ"永遠に"という思いだけである。皆で努力をしながら、健康な高齢者でいつまでもいられるようにがんばりましょう。本年もよろしくお願いいたします

Report by Y.Kamiizumi