内 容
1. ウォーキングの部
午後1時半、葛西臨海公園駅集合。1時45分出発。本日は山梨白州町にて「あおぞら共和国」新緑ウォーク2016が開催されており、ほとんどの人はそちらに参加しているため、山梨までは時間の都合で行くことができない人のみで5名の参加。
いい天気で春の暖かい陽気の中、まずは葛西臨海公園内の散策。「西のなぎさ」まで歩き、海岸沿いを散歩。子供たちは水遊びをしていた。また少し離れた砂浜で「スポーツカイト」をしているグループがいた。
近くに行くとそのグループは我々と同じくらいの年代の7人のグループ。競技会もあるようで「チームバレー」の練習をしていたようです。かなり高度なテクニックで、音楽に合わせていろいろな動きを操っていました。見ていて楽しいものでした。やっている人に聞いたところ週1回練習をして1年間でこのくらいのテクニックが身につくとのこと。このグループの方はもう10年もやっているらしい。
公園内はいろいろな花が咲きほこっていて、楽しい散歩でした。公園を午後2時45分に出て新木場方面に向かい、第五福竜丸展示館に午後3時35分着。
第五福竜丸は1954年3月1日、マーシャル諸島ビキニ環礁でアメリカが行なった水爆実験により被ばくした静岡県焼津港所属の遠洋マグロ延縄漁船。実験により生じた「死の灰」(放射性降下物)が第五福竜丸に降りそそぎ、乗組員23人は全員被ばくしました。被害を受けたのは、第五福竜丸だけではなく、日本各地から多くの船が出漁し被害を受けました。1954年末までに856隻が放射能に汚染されたマグロを水揚げしています。多くの乗組員が被ばくした可能性がありますが、健康被害など不明な点が多いままです。 アメリカは1946年から58年までここを核実験場とし、67回もの実験を行いました。実験場とされたビキニ環礁とエニウェトク環礁をはじめ、多くの環礁や島が被害を受けたとされていますが、アメリカ政府はビキニ、エニウェトク、ロンゲラップ、ウトリックの四環礁以外の被害は認めていません。人びとの間ではガンや甲状腺異常、死産や先天的に障がいを持つ子どもが生まれるなど、被害が現れています。
第五福竜丸(その後水産大の「はやぶさ丸」)は 1967 年に廃船処分となり、解体業者に払い下げられ、船体はゴミの処分場であった「夢の島」の埋立地に放置されました。これを知った市民の間から保存の動きがおこり、「沈めてよいか第五福竜丸」の投書(朝日新聞 1968 年 3 月 10 日)や原水爆禁止運動など全国で取り組みがすすめられ、1976 年 6 月に東京都立第五福竜丸展示館が開館し、船は展示・公開されました。
核、放射線は怖いものであることをあらためて実感しました。核兵器も原発も人間には扱うことができないものです。全廃に向けて、今スタートすべきです。
歩いて5分で夢の島熱帯植物館へ。午後3時55分着。4時で入館が終了となるためぎりぎりでした。入館料は一般250円のところ65歳以上は120円。ついにシニア特典を受けることができました。(3月19日で65歳になった私として)
「夢の島熱帯植物館」は東京都江東区の都立夢の島公園の中にある植物園で、1988年「熱帯植物とわたしたちの生活との関わり」を広く紹介するために開設されました。
館内は大きく分けて「映像ホール」「情報ギャラリー」などの学べる施設と「大温室」などの触れる施設、「喫茶室」「売店」のくつろげる施設に分かれています。
「大温室」は3つのドームに分かれており、それぞれ「木生シダと水辺の景観」 「ヤシと人里の景観」 「小笠原の植物とオウバキチョウ」を楽しむことができます。ヤシの実、マンゴー、バナナ、ココアの実等が目の前になっています。
この植物館では、温室の暖房や館内の冷暖房、給湯などに必要な莫大なエネルギーを、すべて新江東清掃工場から送られてくる高温水でまかなっています。ゴミの熱焼却で作られる高温水は125℃、5.5 気圧もあり、そのまま利用することはできないので、植物館の熱交換機で70℃の温水をつくり館内の暖房に使っています。冷房の場合は吸収式冷凍器で高温水のエネルギーを取り出し、冷風をつくって館内に送っています。
とにかく館内の植物の種類が多く、花が美しく、楽しむことができます。食中植物も実際に栽培されていました。外にも花壇がたくさんあり、なぜか中島君と野田君がステビアの葉を見つけました。小さな葉っぱを摘んで食べたところ、何と甘いことか。ステビアは植物由来の低カロリー甘味料として使われています。ポカリスウェットやコカ・コーラにも使われているとのことです。また健康食品として、血圧を下げ、血糖値を下げ、抗がん効果、C型肝炎ウイルスの抑制効果もあることが研究結果としてわかっているようです。もっとたくさん葉っぱを食べておけばよかった。
熱帯植物館を出て、新木場駅に4時45分着。本日のウォークはここで終了。歩行距離11Km。
2. グルメの部
新木場から東京駅まで電車で移動し、本日のグルメは八重洲口の寿司や、「鮨乃家」。
いつもと少し違う新鮮な刺身はおいしかった。5時過ぎから7時半まで長い時間いろいろと話していたようである。
感 想
春の暖かい晴れた日、自然の中を歩くことは心身共の健康のために実にいいものである。
65歳を過ぎ、「介護保険証」が送られてきて、いよいよ名実ともに高齢者となったのかと思います。なぜか65歳の誕生日を過ぎたら急に、肩や腰の神経痛のようなものが出たりして情けなくなりました。
少しでも長く健康を維持するための努力がもっともっと必要であるとつくづく思いました。自然をからだで感じながらウォーキングをもっともっと長く継続していきたいと強く思っております。
Report by Y.Kamiizumi
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