第113回 44ウォーキング(2016年第12回)

○日 時 : 2016年12月17日(土)13:30~

○行 程 : 皇居~東御苑~御茶ノ水~秋葉原・食福

○参加者 :
 1. ウォーキングの部 15名
       飯野俊雄、磯貝達男、上泉義朗、桑木ちおり、杉本恭子、
       中島直樹、長沼和雄、野田進、芳賀直行、早川明、
       福嶋幸市、古屋美代、堀口修、三田富貴子、峯川文江
 2. 忘年会の部 15-3+1=13名
       河野良


Photo by N.Haga ...more  ...and more Photo by T.Iino

内 容

1. ウォーキングの部

 午後1時半、皇居桜田門に集合。久しぶりの多数、15名が集まった。冬の晴れた日となり、日差しは暖かいが、風は冷たい。ひなたぼっこがうれしい陽気です。冷たい風も何のその、おねえさん?、おじさんたちは今日も歩きます。歩き始めると、からだはぽかぽか、皇居の緑、自然の美しさを味わいながら。
  歩けば笑顔になる 歩けば友達になる
  歩けば心がはずみ 歩けば世界が広がる
  歩けば景色が変わる 歩けば肌に風
  歩けば汗をかき 歩けば気分爽快
 いつもの二重橋前での記念撮影の後、1時45分スタート。皇居外周はランナー、外国人観光客でにぎわっていた。1周5Kmを先頭グループは45分、1Kmを9分というかなりの速足である。本年最後のウォーキングも元気な歩きとすることができました。小休止ではいつものようにたくさんの差し入れ。山梨の古屋さんからは山梨限定の信玄餅キャラメルという珍しいものも。他にチョコ、バター飴等。
 皇居外周2周目は、途中の大手門から東御苑に入った。二の丸雑木林の道は落ち葉が敷き詰められていて、歩くと気持ちいい。自然である。このような自然に触れることは人にとって大切なことであると感ずる。コンクリートの中で生活することが多くなり、自然を忘れてしまう人、特に子供たちが心配である。自然に一歩戻る生活を目指したいです。
 東御苑は、まさに自然がいっぱいの場所です。花木がたくさんです。今の時期でも、きょう歩いたコース周辺でボケ、ツバキ、ツルグミ、ハルサザンカ等の花が咲いていたようです。また東御苑は、年間入園者数が平成26年以降100万人以上を達成しているとのことです。平成26年が1,313,798人、平成27年が1,183,522人で、100万人以上の年間入園者を達成したのは、昭和43年10月1日の開園以来、平成26年が初めてで、その後継続しています。二の丸庭園、ハナショウブ園を散策後平川門から再び外周道へ出て、秋葉原に向かった。
 平川門を出て、竹橋駅から学士会館を右に見て、神保町から、神田駿河台、お茶の水へと歩いた。途中、山の上ホテル前を通過、明治大、ニコライ堂を見ながらJR御茶ノ水駅へ。
 「山の上ホテ」ルは、看板だけはよく見ていたがどのようなホテルなのかはよく知らなかった。ホテルのホームページによると、かなりユニークなコンセプトのようである。
 その説明は、"東京の真ん中。文豪たちに愛されるホテル。川端康成さん、三島由紀夫さん、池波正太郎さんをはじめ数多くの作家の方々に愛され、定宿としてご利用いただいた山の上ホテル。瀟洒なしつらえと、温かく行き届いたサービス。洗練された味の世界は、今なお、多くの文化人を魅了し続けます。出版社の多く建つ神田・神保町に近い立地もあり、創業当初より作家の方々が、所謂「カンヅメ」で執筆活動をされるためにお泊りいただくことも多くありました。メールもファックスもない時代には、締切前になると、ホテルロビーには原稿を待つ出版社の方々で溢れかえっていたそうです。また、かつて芥川賞を受賞した作家たちがほとんどここで受賞後第一作を執筆するという「文化人のホテル」としても知られます。"
 ニコライ堂は日本に正教会を通して宣教活動した亜使徒聖ニコライに由来し、正式名称を東京復活大聖堂と言う。2000年以上前から使徒たちによる初代教会の時代から、イイスス・ハリストスによる福音に基づく生活を継承してきた教会とのことです。
 御茶ノ水駅からは湯島聖堂の脇を通り、線路に沿って秋葉原へ。秋葉原の町は人の賑わいがすごい。一時かなりの人気が出たメイドカフェの今はどうなのだろうか。
 「メイドカフェ」はメイド服を着た店員=メイドさんが、お客さんをあたかも「ご主人様」のように奉仕してくれるという、コンセプトカフェ! お店に入ると、男性客には「お帰りなさいませ、ご主人様」、女性客には「お帰りなさいませ、お嬢様」とお客様を迎え入れてくれ、本物のメイドさんに迎えてもらったような気分になるとのことです。
 2001年に日本初のメイドカフェと呼ばれている「Cure Maid Cafe」が秋葉原に開店し、その後秋葉原を中心に似たようなコンセプトのカフェが次々に開店していきました。
 さらに最近は秋葉原JK(女子高生)ビジネスなるものが盛んとのこと。「JKカフェ」を中心に女子高生の健全なアルバイトによる店とのことだが、いかがわしい、法的に問題のあるような店が問題になっています。きょうも制服を着た、多くの女子高校生風の女子が道にたくさん。
 本日の目的地「食福」に午後4時半前に着いた。店の予約は5時なのに、早い!
 本日のウォークはここで終了。歩行距離計10Km。

2. グルメの部

 東京44会ウォーキングの本年の締めくくりとして、いつもお世話になっている「食福」で忘年会。いつもよりさらににぎやかにスタート。ビールで乾杯後は、かめ出しの紹興酒。しかしこれは"壺出し"と主張する野田君。
 ここで、甕(かめ)と壺(つぼ)の話。一般的な説明としては、
  〇壺(つぼ):胴が丸く膨らみ、口と底がつぼまった形の容器。世界各地に古くから見られ、主に液体や穀粒の貯蔵に用いられた。
  〇瓶/甕(かめ):口が大きく、胴が丸く深い土器・陶器。また、壺の大形のものもいう。容器、食物の保存・加工用など様々に用いられる。
 また、東大理学部人類学教室の長谷部言人先生は、古代の土器を分類するための基準として「頸部の径が口径あるいは腹径の2/3以上のものを甕と呼び、2/3未満のものを壺とする」と定義した。これは社会の先生、山梨の古屋さんの意見と同じだった。いずれにしても口径が小さめのものが「壺」、大きめのものが「甕」のようである。
 食福の紹興酒の入れ物は、口が小さかった。やはり「壺出し」なのか。でも、紹興酒は、普通「甕出し」と言われる。
 おつまみはここでの定番白いザーサイで始まる。その後もおいしい食べ物がいっぱい。健康的にいいものばかりである。直前にお願いした北京ダックも出た。
 話題はきょうも盛りだくさん。まずは健康の話。いつも健康野菜3種を欠かさないという杉本さんからの話。その3種の野菜とは? 次の機会にまた。
 次の話題は、積翠寺温泉「要害」の話。もうすぐ閉館となるとのこと、来年3月ごろ山梨との合同ウォーキングで、そこに行こうということになりました。しかし、後日調べたところ、明治27年の開業以来実に122年間もの長きにわたって営業してきた「要害」は、2017年1月末日をもって閉館とのこと。閉館後は福祉の施設を計画しているようです。1月のウォーキングで行くことができるかどうか、皆さまのご意見、ご希望は? もう1軒の旅館「坐忘庵」はまだ営業中のようです。
 次は、以前からあった温泉ウォーキングツアーの話。野田君から、仙台方面でいい温泉があるという話から、企画をお願いしていた。計画としては、温泉宿に泊まるのですが、ウォーキング合宿を兼ねて行うというものです。1泊2日で、1日目宿に到着、昼食後、ウォーキングにて近隣の散策、観光。夜は宴会。翌日朝は、朝食前のウォーキング。午前中さらにウォーキングによる観光の後、帰路へ、というもの。ぜひいつか実現したいと思います。
 次の話題は、何とHonolulu再び!です。60歳、65歳とHonolulu Marathonに参加。10Kmまたはフルマラソンを参加者全員完走(歩)しました。70歳はもう無理しないという意見でしたが、Honoluluにハーフマラソンがあるのです。この大会に44会として70歳になる年の2020年4月に参加しようという意見です。山梨の古屋さんからの提案で、東京メンバーの多くも「ハーフなら」という意見が多く、実現したい目標となりそうです。
「食福」での大忘年会は、7時半ごろ終了。2次会のカラオケは5名ほどでにぎやかに。

感 想

 健康のためには、適度な運動、十分な栄養と休養、さらに社会的な活動が必要と言われている。44会ウォーキングはすべてを満たしているように思える。しかし、すべて過度はいけないとも言われている。特に高齢になって過激な運動は害になることもある。老化現象と適度な運動による体力維持のどちらが勝つかが勝負である。
 ウォーキングは適切と思うがマラソンは過度かもしれない。そこで、ハーフマラソンを歩くことはいいのかもしれない。ゆえに、3年4ヶ月後のホノルルハーフマラソンは、44会の目標として最適と言える。具体化したいと強く思います。ぜひ多くの44会メンバーの皆さまのご検討をお願いいたします。
 本年も無事、楽しく、健康的に44会ウォーキングを終了することができました。新しい参加者もいました。今後ももっと仲間を増やして、末永く、永遠にこの活動を継続したいと思います。44会メンバーの中には"120歳まで生きる会"や"150歳まで"と言っている人もいます。油断せず、健康を維持するための努力をし、その結果として少しでも長生きをしたいと思いますが、どうなるのかはわからないのが健康なのでしょうか。
 本年も多くの皆様にお世話になりました。よいお年をお迎えください。また来年1月に。

Report by Y.Kamiizumi