第115回 44ウォーキング(2017年第2回)

○日 時 : 2017年2月25日(土)13:30~

○行 程 : 御茶ノ水~文京区湯島・本郷~水道橋

○参加者 :
 1. ウォーキングの部 8名
       上泉義朗、杉本恭子、中島直樹、野田進、福嶋幸市、
       堀口修、蒔田直樹、峯川文江
 2. グルメの部 8名  @水道橋・居酒屋「あひる」


Photo by Y.Kamiizumi ...more

内 容

1. ウォーキングの部

 午後1時半、御茶ノ水駅に集合。まだ寒さはあるが、日差しはだいぶ暖かくなった。きょうのウォーキングは、その暖かさの中で"春を見つけて"である。
 午後1時40分、御茶ノ水駅前を出発。まずは湯島聖堂へ。今回は文京区案内の「文学浪漫コース」の一部を巡るウォーキングである。文京区の案内パンフレットに、予定していた神田明神が載っていない。何と神田明神は境界ぎりぎりの千代田区とのこと。
 湯島聖堂では、梅の花が咲いていた。孔子像にもあいさつした。湯島聖堂は、徳川五代将軍綱吉が儒学の振興を図るため、元禄3年(1690年)湯島の地に聖堂を創建して、上野忍岡の林家私邸にあった廟殿と林家の家塾をここに移したことによる。その後、およそ100年を経た寛政9年(1797年)に幕府直轄学校として、「昌平坂学問所(通称「昌平校」)」を開設。明治維新を経て大正11年(1922年)国の史跡に指定されたが、翌年(1923年)関東大震災が起こり、わずかに入徳門と水屋を残しすべてを焼失。復興は昭和10年、寛政時代の旧制を模し鉄筋コンクリート造りで再建を果たした。
 次は神田明神へ。たくさんの参拝客でにぎわっていた。屋上庭園に梅の花が咲いていた。神田明神の正式名称は神田神社。東京の中心―神田、日本橋、秋葉原、大手丸の内、旧神田市場、築地魚市場―、108町会の総氏神様。天平2年(730)千代田区大手町・将門塚周辺に創建。その後、平将門を葬った墳墓(将門塚)周辺で天変地異が頻発し、それが将門の御神威として人々を恐れさせたため、神田神社に神として合祀された。戦国時代になると、太田道灌や北条氏綱といった名立たる武将によって崇敬された。明治時代に入り、社名を神田明神から神田神社に改称。大正12年(1923)関東大震災により社殿が焼失。昭和9年(1934)に当時としては画期的な鉄骨鉄筋コンクリート、総朱漆塗の社殿が再建。昭和59年(1984)、朝敵として明治7年に別殿に出された将門の神霊が110年ぶりに本殿に戻った。
 神田明神を出て霊雲寺へ。真言宗霊雲寺派寶林山霊雲寺。大きなお寺であるが、参拝客はいなかった。このお寺は、元禄四年(1691)、五代将軍徳川綱吉の命により、将軍家の武運長久の祈願寺として創建された。伽藍(がらん)が整い、学寮もあり、土塀をめぐらした江戸時代の名刹(めいさつ)であった。関東大震災と第二次大戦で焼失し、現在の本堂は昭和51年の再建である。
 続いて本日本命の湯島天神へ。予想以上のすごい人出だった。「梅まつり」開催中であり、参拝客、梅見客がいろいろなイベントを楽しんでいる様子。さすがに梅の花はたくさん咲いていて美しかった。
 湯島天神(湯島天満宮)の創建は、雄略天皇2年(458)1月、雄略天皇の勅命により天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀る神社として創建された。南北朝時代の正平10年(1355年)、住民の請願により菅原道真を勧請して合祀した。菅原道真を祀るこの神社は、学問の神様として知られている。江戸時代より「梅の名所」として多くの庶民に親しまれおり、初春の東京年中行事として、梅まつりの時期は約45万人の参詣客が訪れる。
 湯島を出て、本郷の東大へ。東大総合研究博物館、三四郎池、安田講堂の見学を予定していた。しかし、赤門から入場しようとしたところ、何と入試の日であった。関係者以外構内は立ち入り禁止。入ることができなかった。44会メンバーの中には、人生2度目の「東大に入ろうと思ったが入ることができなかった」人がいたようだ。
 東大赤門前から、樋口一葉が住んでいたという「桜木の宿」の跡地も見学。次は、予定にはなかったがこの地に詳しい野田君の案内で、文京ふるさと歴史館へ。文京区を中心とした歴史の展示であるが、古い時代の庶民の生活が示されている。古い電気製品もなつかしいが、何よりもごはんをかまどで炊くお釜はさらになつかしい。今の子供たちにはわからない物だろうが、一歩自然に戻って火を使ったごはん炊きの経験をさせてあげたいと思う。
 続いて文京シビックセンター(区役所)へ。ここは27階建て高層ビルで文京区役所本庁舎、文京シビックホールなどが入る複合施設。25階の展望ラウンジに直行した。270度の大パノラマが望める。地上105メートルの高さから東京を一望できるというもの。眼下には東京ドーム、小石川後楽園が見える。本日予定していた小石川植物園は上から見ることで終了。ちなみに甲府市役所にも展望デッキがあり、美しい山並みを見ることができる。
 ビルを出て水道橋駅に向かう。東京ドームアトラクションズを通った。ジェットコースター、大観覧車、スカイフラワー(パラシュート付きゴンドラ)、バイキングソラブネ(海賊船のブランコ)等。「乗りたい!」「絶対乗らない!」というふたつの意見に分かれる。本日のゴールは水道橋駅近くの居酒屋「あひる」で、午後5時10分着。本日のウォークはここで終了。歩行距離計8Km。

2.グルメの部

 入り口付近は、高級料亭風、中に入るとただの居酒屋という「あひる」という店。以前44会ウォーキングの後、神楽坂で同様の店で「竹子」に行ったことがある。野田君によると系列店ではないかとのこと。ネット情報によると、(有)飯田という会社が経営する系列店(都内に10店あまりある)とのこと。しかし、なぜか公表をしていない点がふしぎである。
 ビールで乾杯後、日本酒組も。話はどんどんとはずむ。初めに出た話題ふたつ。
1.赤ワインと白ワインの違いについて
 ほとんどの人は、ぶどうの種類の違いとの説明。ひとり堀口君は、赤ワインは果皮と種を一緒に果汁を絞り取るため色がついていて、白ワインは果皮と種を除いて絞り取るため白いと言う。私個人的には、堀口君の意見と思っていました。調べた結果、結論はどちらも正しかったです。ぶどうの種類も違いますが、果皮と種を一緒に絞り取るかどうかの違いもあります。下記説明です。
"赤ワインと白ワインの違いについて、ブドウの種類が違うというのも理由の1つではあるのですが、1番大きな違いはワインを作る過程で「ブドウの果皮と種が一緒に漬けこまれるかどうか」です。果皮と種が一緒に漬けこまれるのは赤ワイン、一緒に漬けこまれないのが白ワイン"
ちなみにロゼは、もっと複雑で、3つの製法(セニエ法、直接圧搾法、混醸法)があり、赤ワイン、白ワイン製法をミックスしたような作り方です。
2.44会温泉ツアーについて
 ここのところ泊りのイベントはありませんでしたが、ひとつの案として温泉ツアーの話です。野田君お薦めの仙台近郊の温泉ツアーです。温泉プラスウォーキング、文化探求のような企画を期待しています。今年の秋ぐらいかもしれません。

感 想

 春近しの2月のウォーキングはいつも梅を求めて歩きます。過去2年は続けて小田原曽我梅園に行きました。今回は都内で梅を求めて歩きました。湯島天神はさすが、都心では一番の人気の梅見スポットのようで、「梅まつり」開催中の中、すごい人出でした。
 「もうすぐはーる(春)ですね♪♪」の時期、まだ風は少し冷たいが、日差しは春を感ずることができる。暖かい春までもう少し、風邪を引かないように注意しながらがんばりましょう。
 きょうの飲み会は久しぶりに長時間で、9時過ぎ終了、4時間でした。

Report by Y.Kamiizumi