第121回 44ウォーキング(2017年第8回)

○日 時 : 2017年8月26日(土)13:30~

○行 程 : 京王線・飛田給駅~JR中央線・東小金井駅

○参加者 :
 1. ウォーキングの部 7名
       上泉義朗、野田進、萩原邦昭、早川明、福嶋幸市
       堀口修、峯川文江
 2. グルメの部 7+1名
       桑木ちおり  @東小金井駅前「山内農場」


Photo by Y.Kamiizumi ...more

内 容

1. ウォーキングの部

 午後1時半京王線飛田給駅集合。近くにある味の素スタジオで何かイベントがあるようで、駅は大混雑。改札前は待ち合わせの人たちの交通整理をしているほどだった。若い女性がほとんどで、その中で44会のおじさん、おねえさんが集まっているのは異様だっかもしれない。
 調べたところ、8月26日、27日の2日間にわたって開催される「a-nation」というイベント。Homepageによると、以下の通りです。
 2002年より毎年夏に開催しているavex主催の野外ライブイベント。日替わりの豪華ヘッドライナーによる、ジャンルの垣根を越えたアーティストラインナップで、2002年~2016年まで延べ560万人以上を魅了してきた国内最大級夏フェス。昨年は観客総数は22万5千人を動員。
 26日の出演アーティストの名前は以下の通りですが、EXILE THE SECOND、ピコ太郎以外は知らないアーティストでした。
AAA、超特急、Da-iCE、DANCE EARTH PARTY、EXILE THE SECOND、EXO、lol-エルオーエル-、三浦大知、NCT 127、ピコ太郎、Red Velvetシューティングアクト、Beverly、FAKY、SOLIDEMO、α-X's、フェアリーズ

 7名が集まって、飛田給駅を午後1時35分スタート。今回は萩原邦昭さんが44会ウォーキング初参加。またひとり増え、よかったです。大混雑の歩道をゆっくり歩くのみ。味の素スタジアムを過ぎると人はまばらになった。
 警察大学校、東京外語大を左に見ながら歩き、右手の武蔵の森公園に入った。さらに右奥には調布飛行場がある。この区域は昭和16年、東京調布飛行場として開設された後、陸軍や米軍の管理を経て、昭和49年に全面返還され、調布基地跡地利用計画としてできた公園とのこと。芝生広場、サッカー場、野球場等があり、自然の中で恵まれている。またこの公園内には、福嶋さん情報で、掩体壕(えんたいごう)があるとのこと。またそこには飛燕という戦闘機も保存されている。

 「掩体壕」とは、軍用機を敵の空襲から守るための格納庫で、目的は「本土決戦」に備えて、残り少なく貴重な飛行機を温存するため。
 「飛燕」は川崎航空機製で、ドイツのダイムラーベンツの技術をもとに、国産化した液冷エンジンを搭載した戦闘機。エンジン出力は1,100馬力で、最高時速590km/hで飛行でき、高空能力に優れ1943年に陸軍の主力戦闘機として正式に採用されたもの。1945年、B29による爆撃機による本土空襲が激しくなる中、果敢に迎撃したが、物量に勝る圧倒的なB29爆撃機の攻撃で戦死者が出て、成果を挙げることが出来ず、最後は「体当たり」戦術で抵抗した。武蔵野の森公園の掩体壕は戦争の記憶を残す証拠とし、「平和への語り部」として保存してある。
 武蔵の森公園を出て、野川公園に向かう途中、近藤勇の生家跡に寄った。産湯の井戸もあった。午後2時20分野川公園着、ベンチにて休憩。野川公園は、その前身は、国際基督教大学のゴルフ場。昭和49年からゴルフ場を買収し、その周辺の神代植物公園、武蔵野公園、多磨霊園、調布飛行場、浅間山公園、府中の森公園などの緑地を含め「武蔵野の森構想」のもとに造成を行い、昭和55年6月に開園した。調布、小金井、三鷹の三市にまたがり、野川と都道246号線(東八道路)とで三つの地区に分かれている。国分寺崖線に接し、豊かな自然が残されている野川の北側、野川と都道にはさまれた起伏のある芝生広場、そして広々とした芝生広場とテニスコート・ゲートボール場・アスレチックのある南側。 緑いっぱいの自然を満喫できる公園です。
 芝生広場を通って、東八道路を渡り、自然観察園に入った。ここは植物群落の学習の場として昭和63年6月に一般開放された。園内には昔、多摩川が武蔵野の台地を削ってできた河岸段丘「国分寺崖線」があり、この崖下からは地下水が湧き出していて、四季折々の野草や野鳥、昆虫などが見られ自然の宝庫となっている。野川沿いの自然の中を歩いて、次は国際基督教大学を目指した。
 国際基督教大学高校から大学へ。広い構内は花木の手入れがよくされていて美しかった。国際基督教大学International Christian University、ICUは、1949年6月15日、静岡県御殿場のYMCA東山荘で開催された大学組織協議会に集まった日本と北米のキリスト教界の指導者たちによって、正式に創立された。日本の地に超教派のキリスト教大学を設立しようという日米のキリスト者の約半世紀にわたる願いがかない、その努力が実を結んだ時だった。国際基督教大学は、基督教の精神に基づき、自由にして敬虔なる学風を樹立し、国際的社会人としての教養をもって、神と人とに奉仕する有為の人材を養成し、恒久平和の確立に資することを目的としている。国際的協力により設置された大学として、その名に示される通り、国際性への使命(I)、キリスト教への使命(C)および学問への使命(U)の3つを掲げ、目的の実現に努めている。夏休みのため学生は誰もいなかったが、この構内は、眞子さま、佳子様も歩いたところもあるのだろう。
 午後4時国際基督教大学を後にして、本日のゴール地点JR東小金井駅を目指した。最後は少し歩くペースを上げ、午後4時50分JR東小金井駅着。駅前で桑木さんが待っていてくれた。本日の歩行距離は12Km

2.グルメの部

 東小金井駅「山内農場」にて午後5時ビールで乾杯でスタート。おつまみ類として地どり炭火焼、地どりレバーのたれ焼、新鮮農場サラダ、とろろ芋のチーズ焼きさつま揚げ、とうもろこしのチーズチヂミ他。7時までは生ビールが半額だった。
 老化現象を少しでも防ぐためにいかにしてからだの鍛錬をするかという話題が初めにあり、その後は、話題は次から次へと限りなく出てくるといういつものとおり。もう何を話したか覚えていません。8時前終了。健康のために必要な栄養、社会性でした。

感 想

 スタート前に少し雨が降ったがその後は幸いにも降られず、曇り空の中で、まだ蒸し暑い陽気の中、緑いっぱいの自然の中を歩いて気持ちよかった。やはり自然である。
 現代社会は自然よりも人工物が多く、夏の暑さも道路がアスファルトか土かによって大きな違いがある。車、電気、電子機器等、人間にとっては便利で、からだをあまり使わなくてもいい時代になっている。しかし、そこには自然破壊があり、人間のからだ(体力、思考力)の衰退があるかもしれない。もう一歩自然に戻って、便利さだけを追求するのではなく、自然の摂理を大切にすることを皆が考える必要があるのではと思った次第です。

Report by Y.Kamiizumi