第137回 東京ウォーキング(2019年第1回)

〇日 時:2019年1月26日(土)13:30~

〇コース:柴又七福神巡り

〇ウォーキングの部:12名
   飯野俊雄、磯貝達男、上泉義朗、川島芳子、杉本恭子、
   中嶋直樹、野田進、芳賀直行、早川明、堀口修、
   蒔田直樹、峯川文江

〇グルメの部:12-1=11名  @養老乃瀧 柴又店


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内容:

1. ウォーキングの部

 午後1時半京成高砂駅集合。本日の参加者12名集合。高砂という縁起のよさそうな名前ですが、葛飾区成立の際、謡曲から取った小字名で、京成電気軌道(現京成電鉄)の駅名になっていた高砂を新町名に採用したとのことです。駅近くをお相撲さんが歩いていたので、あの高砂部屋があるのかなと思ったのですが、高砂部屋は墨田区本所にあるようです。葛飾区高砂にある相撲部屋は東関部屋でした。
 当日は、今年最強の寒波の影響で、西日本から東北までの日本海側は大雪だった。都内は晴れていたが、実に寒い、まさに冬の晴れた日であった。時折強いからっ風も吹き、甲府盆地の冬の風を思い出した。
 午後1時35分スタート。葛飾柴又の七福神巡り。案内の看板もあり迷うことなく歩くことができた。多少の遠回りをしたところもあったが、ウォーキングなので問題なし。医王寺(恵比寿天)には大きな弘法太子像が立っていた。宝生院(大黒天)では住職の方にお寺の中まで案内していただき、お線香をあげての参拝をさせていただいた。真勝院(弁財天)には5つの如来像が立っていた。五智如来石像と言われ、密教では大日如来の知恵を五つにわけ、これに五仏をあて五智如来という。この五智如来石像は、造立碑から万治3年(1660)柴又村の名主済藤次郎衛門と相模伊勢原村の鳥居九良左右等により、逆修供養(生前自分の死後の冥福を祈って仏事を営むこと)のために建てられたとのこと。何と私の地元伊勢原市と関係があることに驚いた。
 良観寺(宝袋尊)には大きな布袋尊像が立っていた。(柴又七福神では「宝袋尊」と言う)異様に大きなおなかとおちち。おなかを両手で時計回りに3回なでると願いがかなうとのこと、何人かの人がお願いをしていた。ついでにおちちにも触る。ゆっくりと、参拝をして、2時間弱で七福神巡りを終えた。
 最後に柴又帝釈天を参拝し、帝釈天参道を歩いて柴又駅へ。柴又帝釈天は正式名は経栄山題経寺(日蓮宗)。寛永年間(1629年)に開基され、開山上人を下総中山法華経寺第十九世禅那院日忠(ぜんないんにっちゅう)上人とし、その弟子の第二代題経院日栄(だいきょういんにちえい)上人が実際の開基。
 帝釈天参道は、ご存知の映画「男はつらいよ」の主人公寅さんの生まれ故郷で、実家の舞台となったところ。草だんご店がいくつかあった。おみやげに草だんごを買い、甘酒を飲み、手作りののせんべいを買った。映画で使われただんごやはどの店なのかと探したがよくわからなかった。その後調べた結果は以下の通り。
 第一作から第四作までは「柴又屋」を撮影に使ったこともあったそうだが、その後は、柴又でのロケでスタッフや役者さん達の休憩所として使用していた「高木屋」をモデルにセットを作ったとのこと。「柴又屋」は当時、店名を映画と同じ「とらや」に変え、映画に便乗していた。そのため「高木屋」にロケ地を変更し、映画での店名もそれまでの「とらや」から「くるまや」に変更したとのこと。
 柴又駅前のさくら、寅さんの銅像前に午後3時45分着で、本日のゴール。歩行距離7Km。

2.グルメの部

 柴又駅近くの養老乃瀧が開店17:00と書いてあったがすでに可能とのこと。午後4時ちょうどビールにて乾杯でスタート。今日もたくさん食べ、飲んで、あっという間の3時間あまり。日韓外交問題から眞子様の問題、昔懐かしい映画の話題、その他多くの話しが尽きない。いつもの通りである。

感想

 今期の天候は、やはり異常気象である。冬になってもなかなか寒くならず、時折厳しい寒さが来たと思ったら、また暖かくなるという状況が続いた。その中でここのところは厳しい寒さが続いていて、きょうは特に寒かった。冬の寒さ、からっ風は慣れているはずの甲州人ではあるが、もうからだは変わっているのだろう。寒さはからだを冷えさせるので、特に高齢者にとっては要注意である。冷えると血流が悪くなるそうです。下記インターネット情報です。
 “血液の中には、免疫機能を持った白血球が存在し、その白血球が体の中をめぐることで、体の中の異物をパトロールしている。体温が1度下がると、免疫を司る白血球の働きが30%以上もダウン。同じく免疫に関わる腸の働きも低下する。すなわち体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下し、体内に異物を発見しても、すばやく駆除してくれる白血球を集めにくくなり、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまう。逆に体温を1度上げると、血流がよくなり、白血球がよく動き回り、免疫力は一時的に5~6倍アップする。白血球は、外界からのウイルスや細菌だけでなく、がん細胞が体の中にできるたびに、免疫細胞が攻撃をして死滅させてくれている。”
 そしてからだを暖める方法のひとつがウォーキングのような適度な運動です。他に、入浴、筋トレ、からだを暖める食物、着るもの等があります。44会ウォーキングは冬の寒さの中でもからだを暖めることができ、それによって免疫力を高め、病気にかかりにくいからだを作るというメリットもあることになります。44会東京ウォーキングも11年目に入りました。これからもたくさん歩きましょう。

Report by Y.Kamiizumi