第136回 東京ウォーキング(2019年第2回)

〇日 時:2019年2月16日(土)13:30~

〇コース:皇居東御苑、神田明神、湯島天神から神保町

〇ウォーキングの部:4名
   飯野俊雄、磯貝達男、上泉義朗、野田進

〇グルメの部:4+2=6名
   杉本恭子、山田和美  @テング酒場神保町


Photo by Y.Kamiizumi ...more

内容:

1. ウォーキングの部

 午後1時半いつもの皇居桜田門時計台前に男子4名が集合。いつもに比べて少ない参加者。皆さんお忙しそうです。1時40分スタート。二重橋前での記念撮影、皇居外周を大手門から東御苑に入った。まずは恒例の三の丸尚蔵館へ。
 今回は御即位30年・御成婚60年記念特別展「御製・御歌でたどる両陛下の30年」という特別展。天皇陛下のご即位30年を記念するとともに、天皇皇后両陛下のご成婚60年を祝して、ご即位後の両陛下の歌会始における御製(ぎょせい)と御歌(みうた)を紹介し、それぞれの御歌(おうた)の情景や関連する行事等の写真を展示することによって、両陛下の30年にわたる歩みを振り返ろうとするもの。
 説明文の中にあった“御製(ぎょせい)と御歌(みうた)”について疑問に思った。展示の中の文章から、御製(ぎょせい)は天皇が詠んだ和歌や詩文、御歌(みうた)は皇后の詠んだものということが分かった。さらに、後日調べたところ実に複雑な使い方があることが分かった。以下はひとつの例です。

三省堂 大辞林 【御製】
ぎょせい:天皇・皇族の作った詩文や和歌。現在では、特に天皇のものに限って用いられる。御製歌。

宮内庁用語 御製
ぎょせい:天皇がお詠みになった短歌(歌会始の儀の中では「おおみうた」という)

三省堂 大辞林 【御歌】
おんうた :貴人や皇族などが作る歌。 〔天皇の歌は「御製(ぎよせい)」という〕
おうた:他人の歌を敬っていう語。特に、天皇や皇后の作歌にいう。
ぎょか :①天皇の作った和歌。御製。御詠。②他人を敬ってその作った和歌。
みうた:身分の高い人を敬って、その作った歌をいう語。特に、皇族の詠んだ歌。

宮内庁用語 御歌
みうた:皇后・皇太后がお詠みになった短歌

 三の丸尚蔵館の後は、東御苑内の梅を求めて歩いた。確かに美しく咲いていた。特に梅林坂の梅はまさに今が見ごろでちょうどよかった。北桔橋門を出て、大手町から、御茶ノ水経由で湯島天神を目指した。御茶ノ水駅を過ぎたところで、やはり湯島聖堂にも寄ろうということになりお参り。さらに次は神田明神にもということで参拝。すごい参拝客の数。ここはこのウォーキングでも何回もお参りしているがあらためて調べてみると、以下の通り。

 江戸東京に鎮座して1300年近くの歴史をもつ神田明神。正式名称は神田神社。江戸時代には、「江戸総鎮守」として将軍様から江戸庶民にいたるまで江戸のすべてを守護され、今なお、東京―神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内など108の町々の総氏神様として、江戸の素晴らしき伝統文化を保ちつつ、それでいて絶え間なく発展と創造を繰り返す、この東京都心をお守りしている。神田明神の氏子町である東京108の町は、江戸と東京の生活や文化が凝縮された町々。祭神は、一ノ宮には「大黒様(縁結びの神)」、二宮が「恵比寿様(商売繁盛の神)」、三ノ宮に「平将門命(あらゆる勝負運の神)」が祀られている。さらに今回たくさんの神社を発見した。境内には、合祀殿として末廣稲荷神社、三宿・金刀比羅神社、浦安稲荷神社、江戸神社、大伝馬町八雲神社、小舟町八雲神社、水神社(魚河岸水神社)が並んでいた。今まで気づかなかった神社である。
 神田明神を出て、やっと湯島天神に向かった。ここもちょうど梅の花の見ごろで、人であふれていた。参拝客の行列で表から入るのは難しく、裏側の入り口から入り、やっとのことで梅の木の下へ。春を待つ季節としての花、梅は人気があるのだろう。本日の予定はここで終了で、ここからとりあえず水道橋方面に戻った。一本横の道を戻ったところ、途中サッカー通りという珍しい通りに出た。そこに日本サッカー協会のビルがあるための道路名のようである。そのビル内には日本サッカーミュージアムがあり、全日本のチーム関連のビデオ放映、グッズ販売等をやっていた。水道橋を過ぎてさらに歩いて神保町まで戻った。
 神保町交差点に午後4時50分着で、本日のゴールとした。歩行距離9Km。

2.グルメの部

 神保町交差点近くの「テング酒場」にて午後4時55分ビールにて乾杯。5時半過ぎには合唱練習組が終えて合流。またさらににぎやかな飲み会となった。いつものようによく飲み、食べて、たくさんの話題。
 主な話題は日韓外交問題、息子さんまたは娘さんの結婚の話し、奥さんの出産の時の話し、終活としてのお墓の準備について、高校時代の男子・女子。本日の最大の話題は児童虐待事件。小学校4年の女の子が親の虐待により亡くなった。我々の孫にあたる年代の子どもであり、皆話しながら涙が出てくるほどであった。こんなことがなぜ起きるのか、あってはならない。
 午後8時本日の飲み会は終了。

感想

 2月半ばであり、まだ寒い日が続く。晴れ時々曇りの天候で、朝は寒かったが日中は13℃ほどになり、歩いている間は暖かく感ずる陽気である。何回か歩いているコースでも、1本違う道を歩くとまた別の発見がある。それがウォーキングのいいところである。
 サッカー通りの発見もそのひとつ。英語名表記はFOOTBALL AVENUEである。この訳もおもしろい。公益財団法人日本サッカー協会のあるビルがあるためにこの道路名が付けられたようだ。今後もたくさん歩いて、いろいろな発見をしたい。

Report by Y.Kamiizumi