東京44ウォーキング(番外15)

第6回 オンライン・ミーティング

〇日 時:2020年9月26日(土)15:00~

〇会 場:zoom

〇参加者:7名
   相山憲司、跡部和、上泉義朗、小林篤、清水昭、
   仲澤孝次、堀口修


Photo by Y.Kamiizumi


Photo by A.Kobayashi

内 容:

 新型コロナウィルス感染も少し収まりかけているとの判断もありますがまだ本格的な行動ができない状況です。よって2か月ぶりのオンラインでのミーティングを開催しました。7名の参加で、いろいろな情報交換、役に立つ話しもありました。本来ならリアルに会って、顔を突き合わせて、飲んで、たくさんの話しができれば一番ですが、少しでもその代わりとしてのオンラインミーティングでした。
 話題としてはほとんどが、新型コロナウィルスに関すること。主な項目は以下の通り。
1.新型コロナウィルス感染者に対して、特に子供たちの間で、いじめが出ることが大きな問題である。感染者をいたわる、感謝するというような考え方が必要。
2.PCR検査陽性の定義は今のままでいいのか。
 清水君からの説明として、現在は新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが2類相当になっているため、陽性者には無症状でも入院勧告を行い、医療機関への負担が大きくなっている。現在のPCR検査プラスCT検査、症状確認の上、対応を決めるべき。法的に2類からの見直しが必要。
3.清水君からの紹介で下記情報です。
 西欧に比べて東南アジアの国が感染率が低い理由として下記のような論文が発表された。この論文の、主食が麦よりコメの方が感染率が低いという状況に加えて、特に日本では公衆衛生への感覚が高いこと、室内で外履きを使わない等も理由として考えられる。さらにコメも白米より玄米の方が栄養素的には圧倒的に有効であるとの話し。免疫力の大きな役割として大腸が重要。玄米のたくさんの栄養素は大腸に効果大とのことです。今後玄米、米ぬか(「食べる米ぬか」という商品あり)をたくさん摂りましょう。
 下記、清水君より送っていただいた情報です。(インターネットよりコピー)
2020年8月17日
「米が主食の国のほうがCOVID-19感染率低い」論文がアメリカのオンライン研究誌に掲載


(左)米消費とコロナ感染者数の「負の相関関係」(横軸:国民1人あたり米消費量(kg)/縦軸:人口100万人あたりコロナ感染者数)
(右)小麦消費とコロナ感染者数の「正の相関関係」(横軸:国民1人あたり小麦消費量(kg)/縦軸:人口100万人あたりコロナ感染者数)

 米を主食とした国のほうが、小麦を主食とした国より、COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)の感染率が低い、との統計的解析結果が明らかになった。渡邊昌東京農大客員教授(元国立がんセンター研究所疫学部長、メディカルライス協会理事長)と飯沼一元(株)ライステック社長(工学博士)の連名による論文「Low COVID-19 Infection and Mortality in Rice Eating Countries」のなかで明らかになったもので、論文は去る6月25日、アメリカのオンライン研究誌「Scholarly Journal of Food and Nutrition」に掲載された。
 論文によると渡邊教授らは米の消費量とCOVID-19感染者数(6月6日時点)の相関を、5大陸19か国(カナダ、アメリカ、メキシコ、アルゼンチン、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ロシア、中国、日本、インド、インドネシア、韓国、南アフリカ、トルコ、サウジアラビア、オーストラリア)で統計解析。横軸に国民1人あたり米消費量(kg)、縦軸に人口100万人あたりCOVID-19感染者数をとってプロットすると、「負の相関関係」にあることが分かった(決定係数0.5916)。また横軸を小麦消費量に置き換えると、「正の相関関係」にあることが分かる(決定係数0.4879)。
 論文のなかで渡邊教授らは「米食者は腸内細菌がよく、免疫機能が高くなり、感染を抑制しているのではないか」と推定。今後のCOVID-19対策として、「特に玄米食や米糠の利用、全粒粉の普及など食生活の工夫や、農業政策にも目を配っていくことが望まれる」と指摘している。また「キスをする習慣(欧米)やマスクをする習慣(アジア)などを加味(補正)して計算すると、よりハッキリとした相関関係が浮かび上がってくる」とも。〈米麦日報2020年8月12日付〉

感 想:

 新型コロナウィルス感染に関しては、わかってきたこととまだわからない点とあります。その中でどのように対応するかは個人ごとにかなり差があります。個人の考え方(価値観)や生活環境、仕事の環境等によって当然差はあると思います。44会の活動も今後どのようになっていくのか不明ですが、早く以前と同じようなことができるようになることを祈るのみです。
 いずれにしても各位、十分に感染防止策を取りながら、それぞれの活動を行うことと思いますが、栄養、休養、運動、社会性のことも考えながら、健康を維持し、長生きできるように努力することが必要かと思います。

Report by Y.Kamiizumi

※今回のお役立ち情報:玄米を食べる。或いは「食べる米ぬか」を摂る。