第153回 東京44ウォーキング(2023年第4回)
兼 第53回 44会文化部会

〇日 時:2023年7月20日(木)13:30~

〇コース:JR上野駅→国立科学博物館→不忍池→上野

〇参加者:11+1名
     安部博文、磯貝達雄、上泉義朗、川島芳子、中島直樹、
     野田進、芳賀直行、早川明、三田富貴子、峯川文江、
     山田和美 +堀口修(打ち上げ合流)

〇打ち上げ:蔵元居酒屋「清龍」上野店

 今年の暑さは異常で、災害級の猛暑から命を守る熱中症対策が叫ばれている。この日は少し暑さが和らいだとは言え、我々も「高齢者」を自覚して危険なウォーキング計画は立てられない。
 今回は文化部会を前面に押し出して博物館めぐりを企画して、教養が売りの11人が集まった。やや日差しが曇って弱くなり、大きなポプラの下に集まった11人はまず国立科学博物館に向かった。
 自然史と科学技術史に関する国立唯一の総合科学博物館で、その規模は日本最大級で490万点以上の資料を保管して2万5千点を常設展示している。まず地下にあるドーム型シアターで「3万年前の大航海-ホモサピエンス日本上陸-」の上映を見て、日本列島に初めてやってきた祖先たちの航海を仮想体験した。同博物館の再現プロジェクトで、丸木舟で台湾から与那国島へ渡った225㎞の実験航海を記録した映像だ。
 続いて今回は宇宙科学の教師でもある上泉さんに地下3階の宇宙を探るコーナーを案内してもらい、「霧箱」を説明してもらった。アルコールの過飽和蒸気の中を放射線が通ると軌跡の霧が観察できる?装置で、1911年にイギリスのウィルソンが発明した。説明を聞いて頭が痛くなってきたので、屋上に上がりハーブ園とスカイツリーの見える景色で気分転換をする。
 あとは各自興味のあるエリアを見学して15:30出口で待ち合わせ。日もやや陰ってきたので、不忍池に行って蓮の花を見る。まさに今が満開の景色で、やがて行くだろう極楽もかくのような景色かと想像した。
 ここで二次会から合流予定の堀口さんから連絡があり、「清瀧」に先に行ってもらい、席を確保してもらう。ここで、川島さんと別れて、11名で乾杯することになった。蔵元居酒屋「清瀧」は都内に6店の支店を持つ居酒屋だが、良心的な店で酒も肴もリーズナブルな価格で、蔵元というだけに日本酒もいける店で満足した。

Report by S.Noda


Photo by N.Haga